2697) 日経平均株価過去最高値に迫る 2024年2月16日
2024年2月16日の東京の株式市場の日経平均株価の終値は、38,487円24銭で終えた。
取引時間中の最高値は、38,865円06銭で、過去最高の 1989(平成元)年12月29日の終値38,915円87銭に50円81銭と迫った。
過去最高の終値は、1989(平成元)年12月29日の大納会の38,915円87銭であるが、取引時間中の最高高値は、同日の38,957円44銭である。
バブル経済の象徴として、2つの株価は長い間語り継がれてきたが、今日は、その象徴の株価が過去のものとなるのでは無いかと思われる一日であった。
今日の為替レートは、1ドル=150.20円である。
みずほ、三菱UFJ、三井住友蛮行の1000万円以上の6ヶ月定期預金の金利は、0.0020である。0.2%の預金金利である。
日本の株価は何故上がるのかという最大の要因は、上記の円安が原因している。
安倍政権、黒田日銀総裁の残した失敗の経済政策のツケである。
次に、アメリカニューヨーク株式市場に追随する日本株式市場の主体性の無さによるものである。
国内総生産は、ドイツに抜かれて第4位になってしまった。
その様な日本の株価が、バブル経済時につけた過去最高株価に迫り追い抜こうとしている状況は、おかしいと思うべきであろう。
派閥パーティを開き、集めた金をキックバックして配り、受け取った金を帳簿に記載せず、政治資金規正法違反を犯していながら、知らぬ存んぜぬと言って逃げ回っている体たらくの政権党の自民党の国会議員の姿は見苦しいのも甚だしい。
政策費に使ったと主張しているが、その国会議員である政治家のうちの一人でも、法律を作ったことがあるのであろうか。
国会議員は本来、法律を作るのが、法治国家での職務である。役人の作った法律に賛成の手を上げるだけが職務ではない。
民意を反映して、法律を自らが作るのが、職務である。
田中角栄氏は、どれだけの法律を作ったのか知っているのか。
法律を1本も作ったことの無い人を、優れた国会議員・政治家とはとてもいえるものでは無い。
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