松山英樹が、アメリカプロゴルフの最高峰の大会である2021年マスターズに優勝した。
2021年4月12日日本時間8時30分、アメリカジョージア州オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブで行われていた2021年マスターズ大会の優勝シーンを、日本のTBSテレビの生放送により、松山英樹が18番ホールを一打差で終えて-10の成績で優勝するシーンを見る事が出来た。
松山英樹がキャディと抱き合い男泣きの姿を見ることが出来た。
日本人では勿論初めて、アジア勢で初めての優勝である。
4日間の内、3日目まではボギー4つで来ていたのに、最終日の4日目は1日で5ボキーである。
如何に最終日のプレッシャーが強かったのかと云える。優勝出来たのは、3日目迄の貯金、2位と4打差があったためであろう。
特に3日目、雷雨で試合が1時間半ほど中断された後の、松山英樹のゴルフは神がかり的で見違える程上手かった。スコア65であった。
私のド素人の判断でいえば、雷雨の中断により空気が湿気を帯び、それが丁度松山英樹が打つゴルフボールの速度に合ったのでは無かろうか。そしてグリーンがしめり、これも松山英樹のゴルフボールを叩く力にぴったりと合ったのでは無かろうか。
2021年4月12日の集英社のウエブである「スポティバ」は、3日目のゴルフについて、松山英樹が次のごとく述べている事を伝える。
「前半はバタバタして、パットも決め切ることができなかったんですけど、(サンダーストームによる)中断のあとでグリーンのスピードが落ちて、13番で3パットをしたあとから(気を引き締めて)いい感じで(パットを)打てるようになった」
3日目の雷雨による中断以降のゴルフの感触を、松山英樹は一生涯忘れず、かつ最終日4日目の5ボーキーのプレッシャーによるゴルフの違いを心に留めてゴルフに向かえば、ここ3年PGAツアーの優勝が一つも無かったけれども、3日目と4日目の経験をしっかりと生かしていけば、これから優勝できるのでは無かろうか。
そしてマスターズ2度目の優勝も夢では無い。
ゴルフの最高峰のマスターズ複数回優勝者は,下記である。()は優勝最後の年である。
6回 ジャック・ニクラス(1986年) 5回 タイガー・ウッズ(2019年) 4回 アーノルド・パーマー(1964年)