先の鑑定コラム2703)「ロシア、ウクライナ侵攻24ヶ月目 世界株価1.176で前月比4.8%アップ」において、ロシアとウクライナとの戦争(以下「ウクライナ戦争」と呼ぶ)が2020年2月24日に勃発して2年経ち、世界35ヶ国・地域の株価は、ウクライナ戦争勃発の1日前の2020年2月23日の株価に比して、1.176倍になったと記した。
ウクライナ戦争勃発から1ヶ月毎の株価データをとっていた。そのデータをグラフ化して見た。下記グラフである。
ウクライナ戦争勃発すると、世界株価は戦争による経済停滞等の影響を予想して株価は下落した。
それは当然の経済現象である。
即ち「戦争は株価に悪い影響を与える」の格言の通りである。
その格言は、戦争が終われば無くなるであろう事は分かる。
しかし、戦争が終わるまで株価は下がり続けるであろうか。
その格言も、「限界」と言うものがあるであろう。
そう思ってデータをとっていたところ、7ヶ月後の0.918を底にして、世界株価は反転し始めた。
ウクライナ戦争の世界株価の影響は、▲8%であり、期間7ヶ月である。
そうそう、戦争は起こるもので無いことから、この事実は、戦争と株価の研究の一つの大きな証拠、貴重な証拠の一つになるので無かろうかと私は思う。
鑑定コラム2703)「ロシア、ウクライナ侵攻24ヶ月目 世界株価1.176で前月比4.8%アップ」
鑑定コラム2738)「ウクライナ戦争と世界株価グラフ 27ヶ月目(2024年5月)」
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