436)『不動産が崩れる』という「AERA」のピックアップ記事
朝日新聞社発行の「AERA」2008年6月16日号(2008年6月9日発売)に、『不動産が崩れる』という強烈なインパクトを与える見出しのピックアップ記事が掲載された。
そのはしがきは、「世界経済を揺るがしたサブプライム危機が、マネー逆流をもたらした。不動産ファンドと外資マネーが作り上げた「第二バブル」が、あっけなく崩壊を始めた。」と書く。
朝日新聞アエラ編集部の太田匡彦、大鹿靖明記者によるピックアップ記事である。
記事は、大手ビル会社、不動産アナリスト、ファンド会社、証券アナリスト、破産管財代理人弁護士等多くの人々への綿密な取材によって、書かれている。
記事の中で数行、次のごとくの文章がある。
『・・・・「不動産投資ファンドは自分たちでバブルを作り、自分たちで崩壊させた。いま行き詰まっており、危機的な状況です。再編、淘汰が起きるのは間違いない」というのは不動産鑑定士でもある田原拓治・桐蔭横浜大客員教授。ついにほころびの時がやってきた。・・・・』
アエラの記者の取材を受けた私のコメントの記事である。
自己宣伝気味ですが、2008年6月9日の週に発売されている「AERA」2008年6月16日号を購入して、当該ピックアップ記事を読んでいただければ幸いです。
同ピックアップ記事の最後に、ある上場不動産ファンド会社の倒産を評して、「坑道のカナリヤ」と結ぶ。
この言葉は、かなり強烈なメッセージである。
(追記)2008年6月15日
AERA-net.jpで、アエラ次週号(月曜日発売)の紹介が、毎日曜日にされている。
そこに先週号の記事に付いて、読者が選ぶ「先週号の記事ランキングTOP3」の投票結果がグラフで発表されている。
先週号即ち2008年6月9日に発行された、アエラの読者が選ぶ「先週号の記事ランキングTOP3」が発表されている。下記の通りである。
1位 不動産が崩れる 2位 住宅ロ−ン「返済難民」が急増 3位 機械駐車場が不良資産に