日本経済新聞の2014年3月4日は、経産省が「多用な人材を活用する企業」(ダイバーシティ経営企業)を表彰したと報じる。
「ダイバーシティ経営」とは、経産省の説明では「多用な人材を活かし、その能力が最大発揮出来る機会を提供することで、イノベーションを生み出し、価値創造につなげる経営」のことを云うようである。
「多用な人材」とは何かと云うことになるが、それは性別、年齢、国籍、障がいという認識にとらわれない人材を云うようである。
平成25年度の優れたダイバーシティ経営企業46社を選んで、経産省は表彰した。
その中で、「地域の60歳以上の高齢者を積極的に雇用する」企業として、岐阜県中津川市にあるプレス会社の「加藤製作所」が選定された。
私は、選定された加藤製作所(加藤景司社長)という企業がどういう会社か知らない。
同社のホームページを閲覧すると、次のごとくの会社であるようである。
プレス板金部品の加工メーカーで、創業は明治21年である。
中津川市駒場に会社があり、従業員は105名でそのうち50名がシルバー社員という。
中津川市には三菱電機、王子製紙の各中津川工場がある。
その製造部品に関係する中小企業も多い。
木曽山脈が終わり、その麓にある小さな企業が、経産省の目に止まり表彰されることは甚だ喜ばしいことである。
我が故郷の町も含まれる市から選定されたことは、なお良い。
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