2014年の青森田舎館村の田んぼアートが、見事な姿を現してきた。
去年(2013年)の6月26日に、国連教育科学文化機関(ユネスコ)は、富士山を世界文化遺産に登録した。
田舎館の田んぼアートは、富士山の世界文化遺産の登録を祝して、図柄は天女と富士山である。
田んぼの稲を使った見事な絵が描かれている。
去年は、花魁と、地下鉄の換気孔より噴き上げる風にあおられてスカートを抑える女優マリリンモンローの田んぼアートであった。
それも見事であったが、今年も見事である。
田んぼアートの極域に到達しているようである。
田舎館村は、人口8,190人(平成26年6月末現在)の村である。
特に名所旧跡や観光地がある訳ではない。
何にもない。
田んぼしかないと云っても良い村である。
そんな村に田んぼアートを見るために、驚く程の多くの人が訪れる。
近くに駅まで出来てしまった。
どれ程の人が訪れるか村は発表しないが、農林水産省東北農政局が、東北の村起こし、町起こしの成功例として田舎館村を紹介している。
そのホームページで、去年(2013年)に田舎館の田んぼアートを見る為に訪れた人は、3ヶ月の期間中で約23万人と紹介している。
23万人の人である。1万、2万の人では無い。
これだけの人が訪れる田んぼアートを思いつき、育てあげてきた村長は、立派な村長だ。
毎年ネット上で田んぼアートを見るだけであるが、いつかは、田舎館の田んぼアートを見に現地を訪れたい。
新聞社とか田舎館町が、ネットに田んぼアートの写真を載せているが、それら写真は時間が来ると削除されてしまう。
私が以前、鑑定コラムに紹介のために記したアドレスは、今アクセスすると、殆ど「ファイルは見つかりません」、「ページ表示が出来ません」の表示が出て来る。
つまり写真は削除されているということである。
折角著作権を尊重して、その写真が見られるアドレスを記しているのに、それを時間が来たからと云って、写真を公開している自らが、それを拒否してしまうのである。
何とも無粋なやり方と私には思われる。
著作権と云うものがどういうものなのか、しっかりと理解していないのではないのかと思いたくなる。
書物に掲載された場合は、こういうことは生じないが、ネットの世界では削除されるのである。
そういう事が引き起こされるため、出来るだけ削除されないであろうと思われる個人のブログ等に公開されている写真のアドレスを下記に記す。
下記のアドレスをクリックすれば、2014年の作品が見られます。
天女
http://blog-imgs-64.fc2.com/k/a/n/kaneya3647/20140818203524fff.jpg
富士山
http://blog-imgs-64.fc2.com/k/a/n/kaneya3647/20140818203525a10.jpg
下記アドレスをクリックすれば、2008年以降の田舎館村の素晴らしい田んぼアートを見ることが出来ます。
しばしの時間、田んぼアートを鑑賞して下さい。仕事にやる気が出て来ます。
2008年 大黒様
http://event-gift.com/otoriyose/images/tanbo3.jpg
2009年 ナポレオン
http://pds.exblog.jp/pds/1/200907/19/80/c0171980_2255382.jpg
2010年 弁慶と牛若丸
http://pds.exblog.jp/pds/1/201008/22/17/e0162117_149341.jpg
2011年 竹取物語
http://blog-imgs-46.fc2.com/m/o/h/mohisid/20110723101859097.jpg
鑑定コラム1105)「見事なり、花魁の田舎館村田んぼアート」
鑑定コラム1395)「何故『風と共に去りぬ』なのか 田舎館田んぼアート2015年」
鑑定コラム1526)「田舎館田んぼアート2016 真田丸とシン・ゴジラ」
▲