1395) 何故『風と共に去りぬ』なのか 田舎館田んぼアート2015年
青森田舎館村の田んぼアート2015年が、盛りを迎えている。
今年2015年の田んぼアートは、アメリカ映画『風と共に去りぬ』と同じくアメリカ映画の『スター・ウオーズ』の2つである。
『風と共に去りぬ』は、同映画のポスターの再現である。
クラーク・ゲイブルと抱きかかえられるビビアン・リーとを、田んぼに描いている。感嘆を通り越した見事な出来映えである。
映画では、クラーク・ゲイブルはレット・バトラーの役を、ビビアン・リーは主人公のスカーレット・オハラの役である。
映画は1939年に封切りされた。
日本の元号で云えば、昭和14年である。
南北戦争を時代背景にして、アメリカ南部ジョージア州アトランタの奴隷制で成り立つ大農園の没落を、美貌の娘の自由奔放な無邪気と云える人生の歩みを題材にして描いている。
総天然色の映画である。
昭和14年に、『風と共に去りぬ』という映画を、総天然色で制作出来るアメリカの力にはかなわない。
6年後に、日本はアメリカに原子爆弾2つを落とされて、戦争は負けることになる。
原作は、1936年に書かれたマーガレット・ミッチェルの『風と共に去りぬ』 と云う長編小説である。
私は高校生の時に原作を読み、そして高校生の時、上記映画も見た。
「アシュレ、アシュレ」 と叫び、アシュレを追いかけるスカーレットに、
「いつまでもアシュレでは無いだろう。バトラーと云う男がいるであろうに。」
と思ったことを思い出す。
原作の奴隷制の描写から、それが奴隷制の現実なのかと知った事を思い出す。
田舎館村の田んぼアートが、何故『風と共に去りぬ』の映画のポスター図柄を取り上げたのか、私には分からない。
同村の広報2015年5月第711号では、それについて、次のごとく述べている。
引用転載する。
「今年の田んぼアートのテーマが決定!
海外からも注目を浴びている村の田んぼアートをさらに世界に発信したいという思いから、今年は新旧名作ハリウッド映画がテーマです。
第1田んぼアートは、1939年に公開された不朽の名作「風と共に去りぬ」。レット・バトラーがスカーレット・オ
ハラを抱き抱えている、同映画のポスターとしても有名なシーンをモチーフにして田んぼに描きます。
第2田んぼアートは「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」。2015年12月18日(金)全国ロードショーの最新作とのコラボレーションが実現しました。世界中で人気のスター・ウォーズの世界を田んぼに描きます。」
2015年の田舎館村の田んぼアート「風と共に去りぬ」と「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」が、どんなものか、下記にアドレスを記す。
田舎館村のホームページに掲載されている田んぼアートである。
「風と共に去りぬ」
炎上する館まで描かれている。
http://www.vill.inakadate.lg.jp/_common/themes/inakadate/top/images/HPtop.jpg
「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」
封切りされたら、私は映画館に足を運ぶ。
http://www.vill.inakadate.lg.jp/docs/2015060200015/files/imgB13.gif
田舎館村の画像は、時間が来るとホームページから削除される可能性があることから、削除されない個人のブログに載せられている同じテーマの田んぼアートの写真を、グーグル画像から選んで、下記にアドレスを記す。
「風と共に去りぬ」
http://pds.exblog.jp/pds/1/201509/18/24/b0147224_2314950.jpg
「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」
http://oideyasu.mag2.com/jimococo-wp-content/uploads/2015/08/13190457/11863209_1612237155718517_738458622321104694_n.jpg
鑑定コラム1240)「田舎館田んぼアート2014年」
鑑定コラム1382)「住宅の平均耐用年数は36.2年(2014年)」
鑑定コラム1396)「一面に白い蕎麦の花が咲き誇る椛の湖」
鑑定コラム1526)「田舎館田んぼアート2016 真田丸とシン・ゴジラ」
▲