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1318)平成26年に消費者物価が2.2%上がった

 東京の消費者物価が上がっている。

 総務省の発表と同じであるが、東京都の統計調査によれば、平成26年(2014年)の東京区部消費者物価指数(中分類)の総合指数は、下記である。2010年=100

            平成26年 1月      99.3
                      26年 2月            99.3
                      26年 3月            99.8
                      26年 4月           101.7
                      26年 5月           102.1
                      26年 6月           101.9
                      26年 7月           101.8
                      26年 8月           102.1
                      26年 9月           102.3
                      26年10月           102.2
                      26年11月           101.8
                      26年12月           101.8
                        平均             101.3

 平成26年1月〜12月の消費者物価指数の変動率は、

                     101.8
                  ─────  ≒ 1.025                              
                     99.3

2.5%である。

 平成26年は上記で分かったが、その前の年の平成25年はどうだったかということが知りたくなる。

 平成25年の東京区部消費者物価指数(中分類)の総合指数は、下記である。

            平成25年 1月      98.6
                      25年 2月            98.2
                      25年 3月            98.5
                      25年 4月            98.9
                      25年 5月            99.0
                      25年 6月            98.9
                      25年 7月            99.0
                      25年 8月            99.3
                      25年 9月            99.5
                      25年10月            99.6
                      25年11月            99.7
                      25年12月            99.6
                        平均              99.1

 消費者物価指数の平成25年〜平成26年の平均変動率は、

                      26年平均 101.3
                   ───────── = 1.022                      
                      25年平均  99.1

2.2%の上昇である。

 東京の消費者物価の変動は分かったが、それは消費市場巨大の東京の話であって、地方では違うのでは無いかという反論がありそうである。

 それ故、全国の消費者物価指数も考えて見る。

 平成26年の全国の消費者物価指数の総合指数は、総務省統計局によれば、下記である。

            平成26年 1月      100.7
                      26年 2月           100.7
                      26年 3月           101.0
                      26年 4月           103.1
                      26年 5月           103.5
                      26年 6月           103.4
                      26年 7月           103.4
                      26年 8月           103.6
                      26年 9月           103.9
                      26年10月           103.6
                      26年11月           103.2
                      26年12月           103.3

 全国の消費者物価指数の平成26年1月〜12月の変動率は、

                     103.3
                  ─────  ≒ 1.026                              
                     100.7

2.6%である。全国の消費者物価指数も上がっている。

 平成26年4月の指数が103.1となっている。1月の指数は100.7である。

 この変化は、平成26年4月から生じた消費税3%アップ(5%→8%)の影響である。東京都の場合も同じである。

 消費者物価指数の変動率は、地代に大きな影響を与える。

 リートバブルの後遺症で東京の地価が上昇した。
 東京の消費者物価指数も値上がりした。
 とすると、東京の地代の値上がりが、始まりそうである。


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