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今年(2017年)も残り少なくなってきた。
来年(2018年)もあと数日でやってくる。
その来年2月に隣国韓国平昌(ピョンチャン)で開かれる冬季オリンピック大会に、日本代表として出場するフィギュアスケートの選考大会が、府中市の東端の調布市境に、新しく出来た「武蔵野の森総合スポーツプラザ」のメインアリーナで開かれた。
プロサッカーのJリーグのFC東京の本拠地である「味の素スタジアム」の西隣である。以前はスタジアムの駐車場として使われていた土地である。
そのメインアリーナ会場の西隣には、東京外語大学、榊原記念病院がある。
最寄駅は、京王電鉄京王線「飛田給」駅である。
2017年12月24日に大会は終わり、平昌で開かれる冬季オリンピック大会フィギュアスケートの日本代表が決まった。下記の選手達である。
(男子)
羽生結弦
宇野昌磨
田中刑事
(女子)
宮原知子
坂本花織
(ペア)
須崎海羽(みう)・木原龍一組
(アイスダンス)
村元哉中(かな)、クリス・リード組
激しい闘いをくり広げた翌日の25日、その日本代表メンバーに加えて、世界選手権代表、ジュニア代表、その下のノービス代表の若いフィギュアスケーター達のエキシビション氷上の舞が開かれた。
最近出来た武蔵野の森総合スポーツプラザが、府中市に属するのか調布市に属するのか知らないが、私の自宅からそれ程離れていない処で、現在の日本の最高のフィギュアスケート選手達の氷上の舞が、選考の評点とは関係無く見られるというのであれば、見に行ってみようと思い出かけた。
観客は、ゾーン観覧席1列13席とすると、男の観客は1人いるかいないかである。
観客は圧倒的に女性である。フィギュアスケートのファンは女性ばかりということか。
オリンピック出場を懸けて点数を争ってきた競技者達は、競技大会が終わったとはいえ、その翌日である。相当疲れていると思う。
「ジャンプの点数を気にせずに滑ることが出来るのが嬉しい。」
「表現の演技を見て欲しい。」
と云う選手達の言葉が良い。
エキシビションは、『オールジャパン メダリスト・オン・アイス 2017』という催し名であった。
代表スポンサーは「ニチレイ」であった。
演技が始まる前に、サイド観覧席の後高くにある大スクリーンの画面の映像に、ニチレイのコマーシャルが流れる。
ニチレイは、前は確か「日本冷蔵」と云っていた会社である。
冷凍食品のメーカーでは日本のトップ企業である。売上高5400億円の会社である。
テレビにも良く流される俳優鈴木亮平の焼きおにぎり10個ドーンの映像がスクリーンに流された。
私も夜遅く帰って来た時、冷凍の焼きおにぎりを、レンジで解凍して食べている。
醤油が良くしみこんでいて美味しい。
ニチレイの食品商品は、てっきり日本で製造されていると私は思っていたが、大スクリーンに流れる映像では、多くはタイ国で作られ、それが全世界に送られていた。タイで製造しているようである。
エキシビションの始まりは、オーケストラの演奏から始まった。
私は、まさかオーケストラが来ているとは思ってもいなかった。
会場内に響き渡るオーケストラの楽器の生演奏の音は心地良い。
司会者は、本日のオーケストラは、どこの楽団ではなく、それぞれの方による演奏で『オールジャパン メダリスト・オン・アイス 2017 オーケストラ』と云っていた。にわか作りのオーケストラではあるが、それはそれで良い。
オーケストラをバックにフィギュアスケートを滑ることが出来るとは、それはスケーターにとって最高の場所では無かろうかと私は思ったが、多くの選手は、CDかテープの音曲による演技であった。
「惜しい。
オーケストラが曲を奏でてくれるのであるなら、何故オーケストラの生演奏に乗って氷上で舞おうとしないのか。
そのような機会は、そうあるものではないのに。
チャンスを逃がしている。
残念!」
と私は思った。
しかし、選手の中にいた。
一人は、坂本花織、そしてペアの須崎海羽・木原隆一組だった。
オーケストラの生演奏に乗って坂本花織そして須崎・木原組は、氷上リンクの上で鶴が舞うごとく技を見せてくれた。
CDやテープの録音の響きと生演奏の響きとは、全然違う。生演奏の方が遙かに良い。
坂本花織、そしてペアの須崎海羽・木原隆一は、競技人生において至福の喜びを感じて滑っているのではなかろうかと、私は思いながら演技を見ていた。
12月25日の夜である。そしてエキシビションである。
オーケストラの「聖夜曲 清しこの夜」の生演奏に合わせて、日本のフイギュア第一人者である宮原知子の氷上の舞が見たかった。
なお、今回のエキシビション『オールジャパン メダリスト・オン・アイス 2017』が開かれた「武蔵野の森総合スポーツプラザ」のメインアリーナは、2020年の東京オリンピックのバトミントンの会場になるようである。
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