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韓国ウオンが、対ドルに対してウオン安になっていると、前の鑑定コラム1965)に記した。
1ドル=1200ウオンが防衛ラインであったが、そのラインはあっさりと破られ、2019年8月16日午後14時30分では、1211ウオン前後である。
1100ウオンが1210ウオンになると、
1210÷1100=1.10
10%のドル高、ウオンの10%安となる。
韓国は原油を全量輸入している。
原油の取引決済は、ドル決裁である。
とすると、ウオン安は原油の決裁に大きな影響を与えるということになる。
韓国の原油輸入に伴うドル決裁は、どれ程であろうかと思い調べて見た。
日本のジエトロがホームページに、韓国の輸出入の金額(https://www.jetro.go.jp/biznews/2019/01/49c3ff0b70e13a7f.html)を発表している。
それは韓国貿易協会の発表によるものであるが、その中の原油の輸入の金額は、下記である。
2017年 59,603百万米ドル
2018年 80,374百万米ドル
2018年の韓国の原油輸入に要したドルは、803億ドルである。
ウオン安となり、1ドル=1210ウオンになった場合、
803億ドル×1210ウオン=97兆1630億ウオン
と気の遠くなる程の巨額のウオンの金額になる。
これが1ドル=1100ウオンであれば、
803億ドル×1110ウオン=89兆1330億ウオン
である。
89兆1330億ウオン−97兆1630億ウオン=▲8兆300億ウオン
8兆300億ウオンのウオンを持ち出ししなければならない。
ウオンが、1ドル1100ウオンから1210ウオンとなっただけで、8兆300億ウオンの持ち出しとなる。たかが10%のウオン安と侮る無かれ。
原油の輸入量を減らすことは出来ない。とすれば8兆300億ウオン相当の韓国経済の収縮が生じる。
鑑定コラム1965)「韓国ウオン 1ドル=1220ウオンの攻防」
鑑定コラム1961)「韓国ウオン1ドル1215.79ウオン 2019年8月5日」
鑑定コラム1959)「韓国をホワイト国より外す閣議決定」
鑑定コラム1967)「韓国の輸出入額、国内総生産、サムソン電子の売上高」
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