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2143)東京のビジネスホテル料金前月比▲14%と大幅ダウン

 2020年9月の東京の東京駅近くのビジネスホテルの料金を調べて見た。

 調査日は2020年9月5日で、宿泊日は、2020年9月16日(水)とし、その日の宿泊料金を調べた。

 条件は、ビジネスホテル、朝食付 シングル、禁煙部屋とする。

 ホテル宿泊料金は、私がいつも使っているホテル予約ネットの「じゃらんnet」(リクルート)に発表されている宿泊料金とする。

 2020年9月16日の東京のビジネスホテルの宿泊料の平均は、5,156円であった。

 前月の8月は6,000円を割って、5,981円であった。


           5,156円
                 ─────── = 0.86                            
           5,981円
 前月比▲14%という大幅ダウンである。

 いつ東京のビジネスホテル料金は下げ止まるのか。

 ビジネスホテルの不況は新型コロナウイルスによる影響が原因であるが、政府は観光客を増やそうとGO TO トラベルのキャンペーンを行い、1.7兆円の予算を付けてホテル旅館への観光客宿泊者を増やそうとしている。

 しかし観光客は新型コロナウイルスに感染するのでは無いかと云う不安があるから、動こうとしない。

 当り前であろう。根本的原因除去に政府は動こうとしないのだから。

 GO TO トラベルとして1.7兆円の予算を組むのであれば、それを利用する人には、PCR検査を義務づけ、新型コロナウイルスに罹っていないという証明を持って旅行すれば、受け入れる側も安心して観光客を受入れ、観光客も安心して旅行出来る。

 PCR検査しても罹っていないと云うことは、その時だけの証明に過ぎず、すぐ罹るからやっても無駄だと反対する人が必ずいるが、すぐ罹るという立証が成されているのであろうか。その立証は成されていないであろう。

 GO TO トラベルという良い機会を利用して、何故PCR検査をしょうとしないのか。

 厚労省と国交省の縦割り行政の弊害であろうが、GO TO トラベル政策を推し進めるのであれば、その政策を利用して旅行する人には、PCR検査を義務づけるべきであろう。

 そうしてどこに潜んでいるのか分からない新型コロナウイルスを少しずつ見つけて減らして行くことが、人々に安心感を与える事になる。

 今迄の東京のビジネスホテル料金の推移は、下記である。

      2020年2月27日   10,498円
      2020年3月18日    9,737円
      2020年4月14日    9,938円
      2020年5月19日    8,122円
      2020年6月16日    6,760円
      2020年7月15日    6,152円
      2020年8月19日    5,981円
            2020年9月16日    5,156円
 
 下記に、調べた東京駅近のビジネスホテル宿泊料金・変動率一覧を記す。


番号 ホテル名 令和2年8月19日a 令和2年9月16日b 変動率 b/a-1
1 京王プレッソイン大手町 4909 5090 0.037
2 ヴィアイン秋葉原 4545 4363 -0.040
3 ニューセントラルホテル 4454 4090 -0.082
4 アパホテル銀座京橋 6181 4727 -0.235
5 パールホテル八重洲 6872 6872 0.000
6 アパホテル神田駅前 6363 4909 -0.229
7 相鉄フレッサイン東京京橋 6454 5363 -0.169
8 東横イン東京大手町A1 8000 7545 -0.057
9 銀座グランドホテル   4545  
10 ホテルモントレ銀座   6790  
11 ホテルインターゲート東京京橋   4954  
12 スマイルホテル東京日本橋   4181  
13 東急ステイ日本橋   5281  
14 銀座キャピタルホテル   4090  
15 コンフォートホテル東京神田   4545  
  平均   5156  
  標準偏差   1078  
  変動係数   0.209  


  鑑定コラム2111)
「2020年7月東京のビジネスホテル料金1年前の半値」

  鑑定コラム2125)「2020年8月東京のビジネスホテル料金6000円を割る」


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