国土交通省の土地情報課は、平成17年度中に不動産証券化された資産は、約6.9兆円と発表した。(2006年6月9日 国土交通省ホームページ「平成17年度 不動産の証券化実態調査」)
平成17年度に不動産証券化された資産金額は、平成16年度の金額より30%の増加である。
企業の減損会計に対応した遊休不動産の売却が増えたのか。賃貸ビル、賃貸マンションの証券化が一般化したことによる増加か。
実物不動産による証券化よりか、信託受益権による証券化が圧倒的に多い。 信託受益権による証券化は、実物不動産による証券化の約6倍である。
信託受益権による証券化をほぼ独占的に行っている信託銀行は、「我が世の春」を謳歌しているようだ。
平成9年以降の不動産証券化の実績も同省は発表しているから、その金額を転記する。
すさまじい不動産証券化の金額の増加が分かるであろう。
平成 9年 616億円
平成10年 3155億円
平成11年 1兆1670億円
平成12年 1兆8670億円
平成13年 2兆7777億円
平成14年 2兆5409億円
平成15年 3兆9837億円
平成16年 5兆3350億円
平成17年 6兆9117億円
合計 24兆9601億円(筆者計算)