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472)リート指数800台になる

 さがる。さがる。
 東証リート指数はどこまで下がるのか。

 東証リート指数は、2008年10月3日に1010.55と一日だけ1000台に居た。
 反発すると思ったら逆に大幅に下がってしまった。
 900台に2日間居たら、3日目には800台に下がり、2008年10月9日は834.14の指数になってしまった。

 どこまで東証リート指数は下がるのか。
 この下がり状況は尋常では無い。
 この指数の下がりは何を暗示しているのか。何を予告しているのか。

 それは地価の今後の大幅下落を意味するのか。不動産業の大不況を暗示するのか。
 それとも経済の大恐慌の前触れか。

 東証リート指数の大暴落によって、配当率の驚くべき高いJリートが出現してきた。
 予想配当利回りは、Jリートの情報提供会社のジャパン・リートの調査によれば、2008年10月9日現在で下記の状況である。

    1位   28.31%
        2位  20.87%
        3位  20.83%
と予想配当利回りが20%を超える銘柄が3投資法人ある。

 予想配当利回り15〜20%未満    8銘柄
 予想配当利回り10〜15%未満    10銘柄
 予想配当利回り5%未満       0銘柄
である。

 例えは悪いが、利息制限法の上限利回りは20%である。
 高利貸しと悪名高かった消費者金融の最高利回りですら20%に改正された。

 その利息制限法の上限を超える予想配当利回りの銘柄が、東証リート指数を形成する東京証券取引所の上場Jリートの中に3つも出現したのである。
 一体この現象はどう説明されるべきものか。

 Jリートの情報提供会社のジャパン・リートのホームページの利回りランキング一覧は、下記のアドレスで見られます。

     http://www.japan-reit.com/rank/rank05.php

(追記)
 本記事は9日深夜にアップしたが、アップしておよそ7時間後の10日早朝に予想配当利回り28.31%と1位のニューシティ・レジデンス投資法人が、2008年10月9日民事再生法を申請したというニュースが飛び込んできた。Jリート初の経営破綻企業が出現した。

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