2009年5月29日(金)の東証株式市場終了後に、 東証一部上場のジョイント・コーポレーションが、会社更生法の適用申請をしたという記者会見が行われた。
2009年5月29日(金)の、ジョイント・コーポレーションの株価の終値は、一株213円であった。
土曜日・日曜日は、株式市場は休みである。
月曜日に、株式市場が開かれた。
金曜日の株式市場終了後に、倒産という情報が発表されたジョイント・コーポレーションの株主・投資家達は、所有株式を売り損ねたため、月曜日に殺到した。
その取引再開された月曜日は、売り注文株式が多く、市場取引下値価格制限に引っかかり、月曜日(6月1日)のジョイント・コーポレーションの株式取引は、一株133円の価格で、取引株数は10,300株しか売買成立しなかった。
前の週の金曜日が一株213円で、週あけの月曜日が一株133円であるならば、倒産の影響は薄いのでは無いかと思われるかもしれない。
しかし、取引株数が、10,300株と異常に少ないことに注意すべきである。
一株133円の価格で、10,300株の売買が成立したが、実際には、「1633万株余りの売り注文を残し」て、6月1日の株式市場は終わったと、翌日6月2日の日経朝刊の株式担当記者によるザラ場報告記事「株式往来」は、記している。
翌6月2日は、もの凄い売り株数によって、終値は一株8円、取引株数43,098,800株であった。
東証一部の値下がり率トップの銘柄になった。
一株213円の株価から、一株8円の株価になったのである。
8÷213=0.0375
値下がり率▲96.2%である。
2009年5月25日(月)から、2009年6月2日(火)までの、ジョイント・コーポレーションの株価と、取引株数を下記に記す。 価格は、終値である。
株価 取引株数 2009年5月25日(月) 218円 4,680,100 2009年5月26日(火) 215円 3,993,400 2009年5月27日(水) 204円 1,185,200 2009年5月28日(木) 209円 964,500 2009年5月29日(金) 213円 682,300 2009年6月01日(月) 133円 10,300 2009年6月02日(火) 8円 43,098,800
一口価格 取引口数 2009年5月25日(月) 180,400円 208 2009年5月26日(火) 184,600円 334 2009年5月27日(水) 187,900円 335 2009年5月28日(木) 182,000円 165 2009年5月29日(金) 180,500円 292 2009年6月01日(月) 150,500円 3,985 2009年6月02日(火) 150,000円 3,341