1118)2020年東京オリンピック開催決定で株価344円の値上り
オリンピック開催という情報は、資本市場株価にどれ程の影響を与えるものか。
昨日(2013年9月8日) 、南米のブエノスアイレスで国際オリンピック委員会の総会が開かれ、2020年のオリンピック開催都市の決定投票が行われた。
スペインのマドリード、トルコのイスタンブールそして東京の3都市が、候補地に名乗りを挙げていた。
オリンピック委員の投票の結果、東京に2020年オリンピック開催が決まった。
1964年(昭和39年)に第18回大会が東京で開かれていることから、東京は二度目の開催である。
第18回の東京大会は、私が大学生の頃であった。
テレビで、体操のチャスラフスカのしなやかで艶やかな躍動感あふれる美しい姿に驚き、マラソンで優勝したアベベの哲学者のごとくの走る横顔が忘れられない。
そのアベベが走ったマラソンの折り返し点が、府中市の甲州街道に今も残っている。
東京にオリンピック開催は決まったことは喜ばしいことであるが、何も無理して東京で行わなくても良いのにというのが、私の気持ちである。
オリンピックの経済効果は漠大である。
それを引き出すのには、それなりの公共投資が伴うのである。
現在やるべきことは、別にあるのでは無かろうか。
崩壊した福島第一原子力発電所からの放射能の発生をゼロにすることの方が先なのではないのかと私は思う。
そして東日本大震災で壊滅的被害を受けた地域の、本格的な復興である。
崩壊原発の放射能発生ゼロは無理だとあきらめる訳には行かない。
原発を50数基持っている日本としては、数百人の知恵者が研究生命を懸けてでも、崩壊原発の放射能発生をゼロにしなければならない。
オリンピック開催が東京に決まった翌日の東京証券取引所の株式は、活況を呈した。
2013年9月9日の日経平均株価は、14,205.53円である。前日比344.42円である。
344.42 ─────────── ≒0.025 14,205.53−344.42
株価 前日比(上昇率) 大成建設 463円 +56円(+13.76%) 清水建設 483円 +38円(+8.54%) 鹿島建設 396円 +35円(+9.7%)
帝国ホテル 4,355円 +700円(+19.15%) 藤田観光 461円 +48円(+11.62%)
三井不動産 3,430円 +205円(+6.36%) 三菱地所 2,825円 +126円(+4.67%)
建設業 10.7% ホテル業 15.3% 不動産業 5.5%