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1211)2013年東京23区分譲マンション平均価格はu86.5万円

 「全国マンション市場動向」、「日刊不動産経済通信」等を発刊している不動産情報会社の株式会社不動産経済研究所(東京新宿区 高橋幸男社長)によれば、2013年(平成25年)の東京23区の新築分譲マンションの平均価格は、総額が5853万円、u当り86.5万円であった。

 同研究所発表の東京23区の新築分譲マンションの過去の総額、u当り単価は、次の通りである。

                              総額万円    u単価万円

1997年(平成9年)  5,133万円    77.6万円 1998年(平成10年)  4,815万円    72.3万円 1999年(平成11年)  4,723万円    69.8万円 2000年(平成12年)  4,632万円    66.0万円 2001年(平成13年)  4,723万円    65.4万円
2002年(平成14年)  4,666万円    63.8万円 2003年(平成15年)  4,599万円    67.5万円 2004年(平成16年)  4,663万円    67.0万円 2005年(平成17年)  4,920万円    68.5万円 2006年(平成18年)  5,149万円    71.5万円
2007年(平成19年)  6,120万円    85.6万円 2008年(平成20年)  5,932万円    85.3万円 2009年(平成21年)  5,190万円    79.8万円 2010年(平成22年)  5,497万円    82.9万円 2011年(平成23年)  5,339万円    81.1万円
2012年(平成24年)  5,283万円    80.1万円 2013年(平成25年)  5,853万円    86.5万円

 2014年(平成26年)1月以降最近までの、金額は下記である。
 
      2014年(平成26年)1月     5,289万円    79.5万円
      2014年(平成26年)2月     6,381万円    91.7万円
      2014年(平成26年)3月     6,186万円    91.7万円
      2014年(平成26年)4月     5,752万円    90.0万円

 平成25年以前の過去15年のマンションの最高は、平成19年であり、そのu当り価格は85.6万円であった。

 平成19年とは、ファンドバブルによって不動産価格が高騰した時期である。
 その後、バブル崩壊して不動産価格は暴落した。

 平成25年のu当り単価は、86.5万円となり、平成19年の価格を突破した。
 平成26年に入り、2月にはu当り91.7万円の金額を付けた。総額も6381万円の最高額である。

 果たして今後この価格水準が続き、価格上昇が続くか、或いは平成26年2月の価格がピークであったことになるのか。

 今後の動きを注目していきたい。


  鑑定コラム1210)
「東京23区新築マンションのu単価の変動係数は32%」

  鑑定コラム1212)「超高級マンションの再調達原価の1つの求め方」



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