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1328)国交省のホームページのトップニュースは地価公示価格

 平成27年3月19日の国交省のホームページのトップニュースは、「平成27年地価公示を公表しました」のキャッチコピーによる地価公示価格の記事であった。

 港5-39(東京都港区虎ノ門1丁目35番)の地価公示価格が、u当り580万円で、前年比9.8%の上昇と説明する。

 そしてプロのカメラマンの写真と思われるアングルの素晴らしい高層建物の写真を載せる。

 港5-39の近くに最近完成した「森虎ノ門ヒルズ」の建物写真である。

 国交省が森ビルの建物の宣伝をするのかと錯覚するごとくであるが、土地はその利用価値で良し悪しが決められることから、土地の上の建物を見せて、こういう建物が建つ地域であると視覚化して見せざるを得ないことを考えれば、ビル写真の掲載も止むを得ない事であろう。

 その港5-39の地域の説明として、次のごとく述べている。

 「環状二号線の一部供用開始等に伴い、沿道の開発が急速に進んでいる虎ノ門地区は、今後も多数の大規模開発事業が予定されるなど、オフイス・店舗の収益向上が見込めることから、地価が大きく上昇しています。」

 何だか30年程前の平成バブルの時の、「東京のオフィス需要は今後大きく増え、大規模な供給不足が予測されます・・・・・」というオフィスのプロパガンダ予測を思い出させる。

 下記に、国交省のホームページに載せられたビルの写真のアドレスを記す。
 クリックすれば、建物の写真が見られます。

    
http://www.mlit.go.jp/common/001083272.JPG

 曇天であるのが惜しまれる。


  鑑定コラム1467)「国交省は何故地価上昇トップ土地の写真を載せないのか」

  鑑定コラム1251)「石川県の不動産鑑定士協会は眠っているのか」


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