2015年9月17日に、国土交通省及び都道府県は、2015年7月1日時点の基準地価格を発表した。
アベノミックスによる黒田日銀の超々金融緩和政策による大量のお金が、株式及び不動産に集中的に流れた。それにより東証株価の高騰そして東京都心の商業地の地価高騰を招いていた。
1年半程前だったか。
一部のJリート会社の人から、もう東京の物件が高くなり過ぎて買えない。買いを控えている。地方の物件に今目を向けているという話を耳にした。
それを耳にした時、東京の土地も天井かなと思った。そして地方の土地価格が上がるのか。かってのバブルと同じことをやっていると思った。
その地価高騰が、東京のみで無く地方圏にも及んでいることを、今回の基準地価格の上昇現象が証明した。
土地価格上昇率トップの土地は、名古屋駅に近い幹線通りの背後の商業地である。
上昇率45.7%を示し、日本一の上昇率となった。
その土地は、名古屋市中村区名駅三丁目26番6(住居表示)の土地で、去年(2014年)はu当り208万円、今年(2015年)はu当り303万円である。
303万円 ────── = 1.4567 ≒ 1.457 208万円
基準地番号 所在 上昇率
中村5-1 名駅4-6-17 15.3% 中村5-7 名駅4-6-23 18.0%
順位 所在 土地価格 上昇率
1位 名古屋市中村区名駅3-26-6 3,030,000円 45.7% (2,080,000円)
2位 名古屋市中村区椿町1-6 3,250,000円 36.0% (2,390,000円)
3位 大阪市中央区南船場3-5-11 4,150,000円 29.7% (3,200,000円)
4位 大阪市中央区難波3-4-16 3,120,000円 28.9% (2,420,000円)
5位 金沢市広岡1-1-18 395,000円 25.4% (315,000円)
6位 名古屋市中村区椿町13-16 1,000,000円 25.0% (800,000円)
7位 東京都港区南青山5-1-27 11,600,000円 20.2% (9,65,000円)
8位 金沢市此花町8-8 282,000円 20.0% (235,000円)
9位 東京都中央区銀座6-8-3 17,700,000円 19.6% (14,800,000円)
10位 福岡市博多区博多駅前4-2-25 1,550,000円 19.2% (1,300,000円)
順位 所在 土地価格 上昇率
1位 金沢市広岡1-1-18 315,000円 15.8%
2位 川崎市中原区新丸子東2-907-14 816,000円 13.3%
3位 仙台市宮城野区榴岡1-2-1 864,000円 12.2%
4位 東京都中央区銀座6-8-3 14,800,000円 12.1%
5位 東京都港区南青山5-1-27 9,650,000円 11.9%
6位 大阪市北区大淀南1-10-9 620,000円 11.9%
7位 大阪市北区同心2-13-4 489,000円 11.9%
8位 仙台市宮城野区榴岡4-4-13 200,000円 11.1%
9位 大阪市福島区福島6-20-2 491,000円 11.1%
10位 大阪市阿倍野区昭和町2-1-1 480,000円 10.9%