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1451) 国債長短金利の逆転

 鑑定コラム1442)「期間1年、2年、3年、4年国債はマイナス金利となっている」の記事で、平成2年と平成27年の国債金利において、国債の長短金利が逆転していることを指摘した。

 短期国債とは、償還期限が1年未満の国債を云う。3カ月、6カ月、1年物の3種類がある。

 短期国債を期間1年、長期国債を期間9年として、金利を比較してみる。

 下記である。

 
                   短期金利               長期金利

平成2年 7.408 6.955 平成27年 -0.043 0.190

 現在の長短金利の認識は、短期金利が低く、長期金利は高いという認識が当たり前になっている。

 つまり、

長期金利 > 短期金利

である。

 しかし、この金利体系になったのは、時間的に云えば新しく、それ以前は、

                長期金利 < 短期金利

であった。

 昭和51年2月9日までは、上記の算式の通り、長期金利の方が低かった。

 昭和51年2月9日から平成3年9月6日までは、時々長期金利の方が高くなることがあった。しかし、長期金利が高くなったとしても、その状態は長続きせず、すぐに長期金利の方が低い状況に戻るという状態が続いた。

 長短金利の逆転が長く続くようになったのは、平成3年9月6日に、長短金利が逆転して以来である。

 平成3年9月6日に

        期間1年国債金利     6.223
        期間9年国債金利     6.292

となった。

 それ以来、現在まで長期金利の方が短期金利よりも高い状態が続いている。


  鑑定コラム1442)
「期間1年、2年、3年、4年国債はマイナス金利となっている」


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