2018年6月18日、東京駅午前8時00分発「のぞみ」207号新大阪駅行に乗り、名古屋に向かおうとした。
東京駅17番ホームに停車中の「のぞみ」207号に乗り、発車を待った。
発車時間の2分程度前に、突然車内の天井にある電灯が消え、車内は暗くなってしまった。
「車輌の電気系統が故障したのか。修理に長引かねば良いが?」
と思い待っていた。
発車時刻になっても「のぞみ」は動かない。
「どうしたのか?」
と訝った。
車掌の車内放送が入った。
「大阪北部で震度6弱の地震が発生しました。その為、緊急停止が発信され、電気の送電が停止しました。車内の電灯が消えましたのは、その為です。
現在地震の影響による安全確認を致しております。安全確認が終わるまで発車は見合わせます。」
そのアナウンスから、状況を刻々と車掌から伝えられる。
9時半頃、「新横浜駅までは安全確認がなされましたので、これから新横浜駅まで行きます。」
待つこと1時間半、列車は新横浜駅まで進行する。そして再び新横浜駅で安全確認待ちの停車が続く。
18日当日の午前10時半に、名古屋の現地で不動産鑑定評価の立ち会いをすることを、鑑定評価依頼者と約束している。
この調子では、とても名古屋の現地には行けない。
携帯電話を架ける。
鑑定依頼者の現地支店の担当者に、現在の私の状況を話す。そして明日の同時刻に現地立合を変更していただけないかとお願いする。
鑑定依頼者の現地支店の担当者は、現在何が起こっているのか情報が行き渡っているようで、快く現地立合の変更を了承して下さった。
ヤレヤレと安堵し、今日はどれ程の時間がかかるか分からないが、名古屋まで行き、名古屋のホテルに泊まることにした。「のぞみ」の動くのを座席で待つ。
水はペットボトルで持ってきていたので、水分の補給は、時々すこしづつとることにした。
午後12時半頃に、安全が確認されたのか新横浜に止まっていた「のぞみ」207号は動きだした。
先に東京を発車した新幹線列車の多くも、途中の鉄路の上で停車している。それら列車も次々と動き出したであろうが、互いの車間距離を保つため、時々スピードは落ちた。
名古屋駅に着いたのは、午後2時であった。
東京駅から名古屋駅まで6時間かかった。自宅の府中を午前6時半に出ているから、自宅から名古屋駅に着くまでに7時間半かかったことになる。
尻が痛くなった。疲れた。
2018年6月18日午前7時58分頃に発生した大阪北部地震は、震度6弱で、震源地は高槻市付近という。
地震で5人の人が亡くなられた。亡くなられた人のご冥福を祈る。
小学校のプール際の違法建築のブロック塀が倒壊し、その小学校に登校する途中の女子小学生が、下敷きになって亡くなったことを知る。
女子小学生の死は痛々しい。
****追記、2018年6月30日 大阪北部地震の死者は4人に訂正
毎日新聞によれば、高槻市は大阪北部地震の死者を5人と発表していたが、6月29日に4人と訂正すると発表した。80歳を越した老人の死亡診断書を確認したところ、死亡時刻は、地震発生前であったためと云う。
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