鑑定コラム1806)において、帝国ホテル東京本社の平成30年3月期の一室宿泊料は、35,804円と記した。
この30年3月期の一室料金は、前期の29年3月期よりダウンしている。
訪日客が増えているのに不思議な結果である。
これは景気がピークを超えたと云うことか。それとも上昇の中の一休みなのか。
帝国ホテル東京本社の宿泊料と東京ビジネス地区のビル賃料の関係は、帝国ホテルの料金は、東京ビジネス賃料の3年先を行っているというデータ分析を鑑定コラム1514)「都心5区の事務所賃料は帝国ホテル室料の3年遅れ」で記した。
それに従うと、30年3月期の帝国ホテルの料金が、前期比で下がったことから、3年後のビル賃料は下がるということになるが。それは東京オリンピック後の年である。それまではビル賃料は値上りしていると云うことになる。
過去の帝国ホテル東京本社のホテルの1室料金を、下記に記す。
平成21年3月期 32,600円 平成22年3月期 28,400円 平成23年3月期 25,700円 平成24年3月期 26,300円 平成25年3月期 28,487円 平成26年3月期 28,405円 平成27年3月期 30,658円 平成28年3月期 34,357円 平成29年3月期 36,528円 平成30年3月期 35,804円