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2172)同じアメリカ人だ

 2020年11月8日の日曜日の朝早々、テレビを付けたら、アメリカの大統領選の生放送が流れていた。

 民主党のバイデン候補が演説している。

 テレビの画面上には、バイデン候補勝利宣言という文言が付けられている。

 「あれっ! バイデン氏が米国大統領に決まったのかな。昨日までの数日間は253対214の推薦人の数値で、バイデン候補優勢とはいえ、ペンシルベニア州、アリゾナ州等5州の開票が進まず、その結果次第では、トランプ候補が勝利する可能性もあり、どちらが勝利するとは云えない。結果は1週間は係るといっていた。

 トランプ候補は選挙に不正が行われていると云って、裁判所に告発し、決着は最高裁判所まで行ってつける。自分の方が勝っていると息まいていたが。

 それが一日でひっくり返ったのか? 本当かいな?」

と思いながら、私は半信半疑で2020年11月8日日曜日の午前中、テレビ画面をずっと見ていた。

 イギリスのポリス・ジョンソン首相が、バイデン候補の勝利のお祝いの言葉をテレビは流す。

 フランスのエマニュエル・マクロン大統領もバイデン候補の大統領選挙の勝利祝意のツィツターをテレビは流す。

 日本のNHKの放送で、英仏の代表者が祝意を伝える事から、どうもバイデン候補が米大統領選に勝利したようだと思わざるを得なかった。

 バイデン氏の勝利演説をしばらく聞き入った。勿論日本語の翻訳によってである。

 勝利宣言の演説であった。

 その中で、印象に残った言葉は、「同じアメリカ人だ」という言葉であった。

 アメリカ国内の人々の心の分断を図ったトランプ候補の言動に対して、次の大統領になるとほぼ決まったバイデン候補が、アメリカ国民に向かって、大統領選挙によって生じた両陣営のわだかまりを解き、融和を呼びかけた言葉である。

 良い内容の演説であった。

 11月8日のこのバイデン氏の大統領選勝利宣言の演説は、後世に残る名演説の一つになるのでは無かろうか。

 プロ野球の巨人軍の坂本勇人遊撃手が、2000本安打をプロ野球史上2番目の速さの達成というニュースなど、どのテレビ局も放送しなく、11月8日のほぼ一日は、このバイデン候補の勝利関係のニュースでテレビ画面は埋められていた。

 さて、月曜日の日本の株式はどう動くか楽しみに待った。

 2020年11月9日月曜日の東京証券取引所一部上場株式の日経平均株価の始値は、先週金曜日の終値からいきなり243円61銭高の2万4568円84銭で始まった。

 日本の株価は、バイデン米大統領歓迎の意向を示した。

 日本経済新聞の株式記者は、ザラ場の状況について、「米政治の先行きの不透明感が後退し、投資家が運用リスクを取る動きを強めた。」と伝える。

 2020年11月9日の東京一部上場株式の日経平均株価の一日の動きは、下記である。

          始値   24,568.84円
          高値   24,962.80円
          安値   24,541.28円
          終値   24,834.84円 先週末比+514.61円高(2.1%高)
 この株価は、「1991年11月5日以来およそ29年ぶりの高値」と日経は報じる。1991年は、平成3年であり、平成バブルの崩壊途中の時期である。
 
 平成バブルに日本最高の株価が形成された。それは1989年(平成元年)12月29日の大納会で、日経平均38,915円の終値である。

 29年振りの株価高形成と云うが、現在の日本経済は、株価高騰する状況にあるのだろうかと甚だ疑問に感じる。

 新型コロナウイルス対策が碌に出来ず、GDPは大幅に減少し、企業の業績は甚だ悪い。

 株価と経済実態との乖離が甚だしいと私は思うのだが。


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