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2021年1月20日(米国時間)に、民主党のジョー・バイデン氏が、アメリカ合衆国の第46代大統領に就任した。78歳である。
共和党の大統領2期目を狙うトランプ現職大統領を、激戦の選挙戦で打ち破り、新大統領になった。
バイデン氏とトランプ氏との選挙獲得票は、
バイデン氏 8100万票
トランプ氏 7400万票
であった。
アメリカの大統領選挙は、各州ごとで大統領選挙人投票者数が割り当てられ、州で勝った方が、その州の大統領選挙人投票者数を獲得するという選挙方法である。
合衆国全体の獲得票数の多寡で、勝敗が決まると必ずしもならないが、結果においては、合衆国全体の獲得票数の多い人の方が、勝ちとなっている。
今回の大統領選挙の各州ごとの大統領選挙人投票者数は、下記である。
バイデン氏 306人
トランプ氏 232人
トランプ氏が大統領選挙に不正があり、票の数え直しを要求し、裁判所に訴えたが、各地方裁判所はことごとくトランプ氏の訴えを却下した。
これに不満を持ったトランプ氏が、ツィツターで支持者を扇動するごとくの発言をした。
これに呼応したごとく、トランプ支持の中の狂信的と云える熱烈支持者達が、アメリカ国会議事堂に乱入するという事件を引き起こした。
アメリカは、民主党バイデンの8100万票と共和党トランプの7400万票によって、2つに分断された状態になってしまった。
バイデン新大統領の就任演説は、7400万票という驚くべき票を集めたトランプ支持者の人々の理解を如何にして得るのかに重点が置かれていた。
バイデン新大統領は就任演説で、「米国民、米国を団結させることに全霊を捧げる」と述べる。涙を浮かべて、米国民の融和と結束を呼びかける。
ケネディ大統領以降多くの米大統領の就任演説を聞いてきたが、目に涙を浮かべて演説する大統領を見た記憶は無い。
新大統領が誕生した2021年1月20日のニューヨーク株式市場のダウ平均株価は、前日比257.86ドル高の3万1188ドル38セントで終えた。過去最高値である。
米株式市場は、バイデン大統領を歓迎した。
しかし、新型コロナウイルスによって、この1年間に米国での感染者は2424万6830人、死者は40万1553人(2021年1月20日 午後4時現在 ジョンズ・ホプキンス大学発表)の被害を出している状態である。
こうした状態にあって、ダウ平均が、過去最高値を付けるというアメリカの株式市場の動きは、私にはさっぱり分からない。
それ程、米国経済の景気は良いのであろうか。
鑑定コラム2172)「同じアメリカ人だ」
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