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2183)2020年12月東京のビジネスホテル料金6037円 前月比▲4%減

 2020年12月の東京の東京駅近くのビジネスホテルの料金を調べて見た。

 調査日は2020年12月7日で、宿泊日は、2020年12月17日(木)とし、その日の宿泊料金を調べた。

 条件は、ビジネスホテル、朝食付 シングル、禁煙部屋とする。

 ホテル宿泊料金は、私がいつも使っているホテル予約ネットの「じゃらんnet」(リクルート)に発表されている宿泊料金とする。

 2020年12月17日の東京のビジネスホテルの宿泊料の平均は、6,037円であった。

 前月の11月は6,278円であった。

           6,037円
                 ─────── = 0.962≒0.96                       
           6,278
 前月比▲4%の下落である。

 前月と同一のホテルは14である。

 そのホテル料金データで、料金DI値を求める。

     値上りホテル        2
     横ばい         6
          値下がり      6

2-6 DI値=──── ×100 = -29 14

 DI値は−29である。

 今迄の東京のビジネスホテル料金の推移は、下記である。

      2020年2月27日   10,498円
      2020年3月18日    9,737円
      2020年4月14日    9,938円
      2020年5月19日    8,122円
      2020年6月16日    6,760円
      2020年7月15日    6,152円
      2020年8月19日    5,981円
            2020年9月16日    5,156円
            2020年10月20日    5,746円
            2020年11月17日    6,196円
            2020年12月17日    6,038円

 東京の新型コロナウイルス感染者が増えている。

 2020年11月25日に、西村康稔経済再生相が記者会見でいつもの口先だけの新型コロナウイルス感染拡大防止を呼びかけ、国民に一層の防止の行動協力を呼びかけ、2週間強力な防止対策を続ければ、3週間目から効果が表れてくるとして、「この3週間が勝負だ」と延べた。

 これが「勝負の3週間」という言葉の内容である。

 では、その間の東京の新型コロナウイルス感染者数を記す。NHK発表の数値である。

       11月25日    401人
       11月26日    481人
       11月27日    570人
       11月28日    561人
       11月29日    418人
       11月30日    311人
       12月01日    372人
       12月02日    500人
       12月03日    533人
       12月04日    449人
       12月05日    584人
       12月06日    327人
       12月07日    299人
       12月08日    352人
       12月09日    572人
       12月10日    602人
       12月11日    533人
       12月12日    621人
       12月13日    480人
       12月14日    305人
       12月15日    460人

 西村康稔経済再生相の「勝負の3週間」の言葉から、2週間感染防止を強力に推し進めるならば、3週間目にはその効果が出て感染者は峠を越すであろうと私は思った。

 国民の大部分の人も、その様に思い、政府の云う手洗い、うがいを行い、外出にはマスクをし、密集を避けて来た。

 それにも係わらず、東京は3週間目の6月12日には感染者621人と最高の感染者を記録した。

 そして重病者が増加し、医療崩壊が発生すると騒ぎ始めた。

 感染者拡大の原因は、GO TO トラベル政策によって、日本全国に新型コロナウイルスの感染者を拡散しているという批判が多くなされた。菅内閣はそれに全く耳を貸さなかった。

 菅首相はGO TO トラベル政策と感染者拡大とは関係が無いと云って、政策変更はしないと発言していた。

 NHKが2020年12月14日に、内閣支持率を発表した。その数値は次のごとくであった。
        支持する    42%(前月比マイナス14)
                支持しない      36%(前月比プラス19)

   菅内閣発足からの支持率、不支持率の推移は、次のごとくである。

          支持する      支持しない

   2020年09月 62   13    2020年10月 55   20    2020年11月 56   19    2020年12月 42   36

 内閣支持しないの割合が36%になって、これはまずいと慌てて、2020年12月15日に「GO TO トラベル政策」を2020年12月28日〜2021年1月11日迄一時停止すると政府発表した。

 担当官庁の国土交通省は大慌てである。旅行業者、旅館・ホテルも暮れから正月のかき入れ時である時期を政策停止期間にすると聞いて、憤慨している。

 情けない行政である。

 新型コロナウイルスが発生してから、そろそろ1年になる。

 この1年何をしていたのかと云いたい。

 手洗い、うがい、マスク、非密集で、新型コロナウイルスの撲滅ができるのであろうか。

 手洗い、うがいを勧めるが、都内の人通りの多い所に、手洗い、うがいが出来る手洗いの施設が造られたのでもない。勧めるのであるから感染防止に有効ということであろう。

 であれば、公衆衛生施設として何故設置しないのか。銀座、新宿、渋谷の通りに、手洗いうがいが出来る施設が新しく設置されたと聞いたことも見たことも無い。

 下記に、調べた東京駅近のビジネスホテル宿泊料金・変動率一覧を記す。


番号 ホテル名 令和2年11月17日a 令和2年12月17日b 変動率 b/a-1
1 京王プレッソイン大手町 4545 4545 0.000
2 ヴィアイン秋葉原 4363 4545 0.042
3 ニューセントラルホテル 4318 4545 0.053
4 アパホテル銀座京橋 6545 5636 -0.139
5 パールホテル八重洲 7700 7700 0.000
6 相鉄フレッサイン東京京橋 5727 5454 -0.048
7 東横イン東京大手町A1 7272 7272 0.000
8 銀座グランドホテル 7090 6409 -0.096
9 ホテルモントレ銀座 9909 8727 -0.119
10 ホテルインターゲート東京京橋 6327 6327 0.000
11 ホテルグレススリー銀座 6772 5772 -0.148
12 京急EXイン東銀座 4727 4727 0.000
13 グランドセントラルホテル 5181 5181 0.000
14 秋葉原ワシントンホテル 7409 5681 -0.233
15 レム東京京橋   8027  
  平均 6278 6037  
  標準偏差 1590 1305  
  変動係数 0.253 0.216  


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