大英帝国を築きあげた英国のエリザベス女王が96歳でなくなり、その葬儀が2022年9月19日ロンドン現地時間11時から行われ、その様子が日本のテレビで生放送された。
ロンドンとは8時間の差があり、日本では午後7時である。
夕食を食べながら、ウエストミンスター寺院で行われた英国の女王の葬式を始めてテレビ放送で見ることが出来た。
女王の棺は、葬儀が行われるまでウエストミンスターホールに安置され、国民の弔問を受けていた。
棺に眠る女王を弔問する英国民の列は、途切れる事無く、待ち時間10時間は当り前、一時は24時間待ちという報道もあった。
2022年9月19日午前10時45分(現地時間)頃、女王の棺は、ウエストミンスターホールを出て、国葬が行われるウェストミンスター寺院へ出発し、10時55分頃ウエストミンスター寺院に到着した。
ウエストミンスター寺院には、国内外の元首等招待客約2000人が葬儀に参列していた。
日本の令和天皇・皇后も参列された。
ウエストミンスター寺院の葬儀は一時間程度であった。葬儀の最後の11時57分頃から2分間の黙祷が始まった。黙祷は寺院だけでなく、英国全土で行われた。ロンドン市内の通行する人は立ち止まり黙祷した。テームズ川に架かる橋を走る車も橋の上で停まり、運転者は黙祷した。
ロンドン中の人々、車が止まった。テレビは、道路上で止まり黙祷する英国民の映像を映す。その静かなる異様な光景に私は驚いた。
これが英国と云う国の女王を敬愛する国民の姿であり、国葬というものかと。
ウエストミンスター寺院で葬儀を終え、女王の棺は、寺院の外で待つ数十人の海軍兵がロープで引く台車に乗せられ、埋葬されるウインザー城までの道をゆっくりと進む。
棺の後には、息子の前皇太子であったチャールズ新国王、軍服を着た年老いた娘のアン王女等そして孫のウイリアム王子、ヘンリー王子が続く。
沿道には、英国民が幾重にも重なって棺を見送る。
女王の棺は、静かなラッパとドラムの奏でる音楽と共に、バッキンガム宮殿の前を通り、夫が埋葬されているウインザー城に粛々と向かう。
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