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2608) 帝国ホテル室料と隣接の地価公示地千代田5-23の価格

 帝国ホテルの南側に地価公示価格があった。千代田5-23という地価公示地である。所在は、千代田区内幸町1-1-7である。

 三井不動産の日比谷ビルである。鹿鳴館跡に建てられた旧大和生命ビルの土地である。

 令和3年まで地価公示地千代田5-23が設定されていたが、令和4年に無くなってしまった。

 帝国ホテルの各年3月期決算発表と共に発表されていた帝国ホテルの決算期1年間の1室平均室料と、当該年1月1日時点の千代田5-23の地価公示価格を対比すると、何故か同じ様な価格変動をしている。

 両者の価格を記すと下記である。



:元号 西暦 帝国ホテル1室料金 円 地価公示千代田5-23価格万円/u
平成21年3月期 2009年 32600 1720
平成22年3月期 2010年 28400 1410
平成23年3月期 2011年 25700 1380
平成24年3月期 2012年 26300 1350
平成25年3月期 2013年 28487 1350
平成26年3月期 2014年 28405 1420
平成27年3月期 2015年 30658 1510
平成28年3月期 2016年 34357 1620
平成29年3月期 2017年 36528 1730
平成30年3月期 2018年 35804 1780
平成31年3月期 2019年 36045 1850
令和2年3月期 2020年 39823 1940
令和3年3月期 2021年 43486 1920
令和4年3月期 2022年 43902  
令和5年3月期 2023年 47989  


 上記数値をグラフにすると、下記のグラフである。



帝国ホテル料金と公示千代田5-23の価格 2023年 title=



 両価格は、甚だ同じ価格変動をしている。両者の相関関係は高いと判断される。

 何故両価格の相関関係が高いのか、どうしてこの様な関係が出現したのであろうか。不思議である。その理由が知りたい。

 残念であるが、地価公示千代田5-23は、2022年に設定替えされてしまった。

 何故、設定替えされてしまったのであろうか。地価公示地として不適格な土地であるとは私には思えないが。近年の三井不動産お得意の、帝国ホテルを含めた市街地再開発事業の為か。



  鑑定コラム2607)「東京・帝国ホテルの客室料金過去最高47,989円、経常利益16.52億円(2023年3月期)」



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