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平成17年の東京のマンションの平均賃料について、不動産鑑定士市場賃料研究会が発表した。
その調査の一部を下記に公表する。
単位はu当り円で支払賃料である。面積は40平方メートル以上の賃料である。
賃料の高い順に記す。
マンション平均賃料
|
|
(1) 23区
|
|
区
|
平均賃料
|
|
|
港区
|
4287
|
渋谷区
|
3948
|
中央区
|
3743
|
千代田区
|
3696
|
目黒区
|
3473
|
新宿区
|
3258
|
品川区
|
3014
|
文京区
|
3005
|
世田谷区
|
2884
|
台東区
|
2797
|
豊島区
|
2742
|
中野区
|
2716
|
杉並区
|
2589
|
大田区
|
2545
|
江東区
|
2367
|
荒川区
|
2365
|
墨田区
|
2235
|
練馬区
|
2232
|
北区
|
2228
|
板橋区
|
2071
|
江戸川区
|
2023
|
葛飾区
|
1881
|
足立区
|
1835
|
平均
|
2840
|
(2) 24市
|
|
市
|
平均賃料
|
|
|
三鷹市
|
2632
|
武蔵野市
|
2570
|
調布市
|
2160
|
狛江市
|
2159
|
小金井市
|
2108
|
国立市
|
2009
|
国分寺市
|
1992
|
府中市
|
1935
|
西東京市
|
1835
|
東久留米市
|
1772
|
稲城市
|
1753
|
多摩市
|
1743
|
町田市
|
1696
|
日野市
|
1660
|
立川市
|
1657
|
小平市
|
1632
|
清瀬市
|
1587
|
八王子市
|
1571
|
東村山市
|
1498
|
東大和市
|
1491
|
昭島市
|
1490
|
福生市
|
1410
|
羽村市
|
1376
|
青梅市
|
1307
|
武蔵村山市
|
-
|
あきる野市
|
-
|
平均
|
1776
|
23区のマンション賃料のトップは港区でu当り4,287円である。
最低は足立区のu当り1,835円である。
最高賃料と最低賃料の間の格差倍率は、
4,287円÷1,835円≒2.33
2.33倍である。
一方、住宅地の価格は、平成18年1月1日現在の地価公示価格の平均住宅地の価格で見れば、
港区 u当り1,100,000円
足立区 u当り 229,500円
である。
土地価格の格差倍率は、
1,100,000円÷229,500円≒4.80
4.80倍である。
同様に都下24市を見ると、マンション賃料のトップは三鷹市でu当り2,632円で、最低は青梅市のu当り1,307円である。
賃料の最低・最高の倍率は、
2,632円÷1,307円≒2.04
2.04倍である。
住宅地の価格は、同様に地価公示価格で見ると、
三鷹市 u当り331,000円
青梅市 u当り109,000円
で、地価の最低・最高の倍率は、
331,000円÷109,000円≒3.03倍である。
まとめると、
23区 都下24市
賃料の倍率 2.33倍 2.04倍
地価の倍率 4.80倍 3.03倍
である。
賃料が地価の動きに連動しているとするならば、賃料の倍率と地価の倍率とは同じにならなければならない。
現実の関係倍率を見れば、賃料の倍率と地価の倍率とは同じでは無い。
23区では賃料の変動幅は、土地価格の変動幅に対して、
2.33倍÷4.80倍≒0.49
である。
都下24市では、
2.04倍÷3.03倍≒0.67
である。
賃料の存在幅は、土地価格のごとく広大では無く、狭いゾーンで収まっていることを示す。
このことは、何を意味するかと言えば、地価変動率をそのまま賃料変動率にすることは間違っていることを意味する。
なお平成16年の東京マンション賃料に関する記事の鑑定コラムには次のものがあります。
鑑定コラム 258)
「平成16年の東京マンション賃料」
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