北海道の札幌に行ってきた。
観光では無い。不動産鑑定の仕事である。それも急に予定を組んでのことである。
10日前或いは一週間前に予定を立てて行動すれば良いのであるが、仕事に追われていて、間際になっての飛行機、ホテルの手配である。
間際が災いしたのであろうが、札幌のホテルがとれない。平日の木曜日であるにもかかわらず、2007年9月20日夜の宿泊の予約が取れない。
10くらいのホテルをインターネットで空室を捜したが、いずれも満室である。
一泊3万円とか4万円の部屋は空いている。そんな高額なホテルなど、私には向かない。
仕事にはビジネスホテルである。
そのビジネスホテルが空いていない。
何かあるのであろうか。ビジネスホテルが満室とは。
余程、札幌は好景気で、ビジネス客、観光客で賑わっているのであろうかと思った。
20数階建てのホテルの一室がやっととれた。ビジネスホテルの料金としては安くない料金であった。
禁煙室を希望したが、禁煙室が無く、やむなく喫煙可の部屋で我慢することにした。
泊まった部屋は22階の部屋であった。
何で20数階の高層のホテルを立てるのであろうか。
10階程度のホテルで充分ではなかろうか。
木造2階建てとかRC造8階建て程度の建物の建ち並ぶ地域に、20数階のホテルや同程度のマンションの存在は、街並として見ると、そぐわない。
確かに22階からの眺めは良い。しかし何か違和感を感じる。
部屋は清掃してあり、きれいであった。
だが喫煙可のため、タバコのにおいがどうしてもする。
タバコを吸わない人にとっては、タバコの臭いはイヤなものである。
私の勝手な言い分であるが、ホテルの部屋は全て禁煙にした方が良いではないのか。
或いは、部屋の壁・天井にしみこんでいるタバコの臭いを消し去る方策をホテル経営者は考えても良いではなかろうか。
といって、マイナーの私のホームページを、ホテル経営者が目を通すことは無いであろうから、実現されることはないであろうが。
ホテルリートを考えている人々は、或いは当ホームページを見ているかもしれないから、宿泊に優しいホテル経営の一つとして真剣に考えることも必要では無かろうか。それも激しいホテル競争の中での一つの差別化では無かろうか。
宿泊したホテルには、日本人のみでなく、韓国語、中国語も飛び交っていた。
その人々の利用存在も充分考えてみる必要があろう。
今回は宿泊する部屋そのものがとれなかったから、仕方無く喫煙可の部屋に宿泊したが、壁・天井にしみこんでいるタバコの臭いを吸って眠ることには抵抗を感じる。ラベンダーの香りであったならば、抵抗は無いが。
このホテル及び同経営のいくつかあるホテルには、2度と泊まらないことにしょうと決意した。
不動産鑑定で札幌市内を取材していて、2つの妙な噂を耳にした。
いずれも事実の未確認のものの噂にしか無いことを、予め断っておく。
一つは、北海道の山林が売れているという話。
どうも二酸化炭素の排出権を確保するために、安い北海道の山林を買っているのでは無いかという噂である。
二酸化炭素の排出権を確保するために、いよいよ山林が売買される様になったのか。
もしその噂が本当ならば、それは日本の林業の復活に繋がることになり、壊滅的な状態の現在の日本の山林の状態を憂うる私にとっても嬉しいことであり、良い社会現象だ。
もう一つの噂は、山形のサクランボの農園経営者が、北海道の農地を買っているという噂である。
何故山形のサクランボの農業者が、北海道の農地を買うのかと問えば、10年先を見据えて、安い北海道の農地を、今、先行取得しているようだと言うのである。
「それはどうして」と再度問えば、温暖化が進み、いずれ山形でサクランボが作れなくなり、北海道しか作れなくなるのではないかという思惑によるものでは無かろうかという。地球温暖化を肌に感じつつある農業者の本能的な自衛策か。
話を聞いて、「まさか」と私は思った。
だが、鯛の刺身は、昔は札幌では食べられなかった。東京に行かねば食べられなかった。
北海道では鯛はとれなかった。今は北海道でも鯛はバンバンとれる様になり、札幌でも鯛の刺身を食べることが出来るようになった。
この様に食の変化が起きている。
それは何故かといえば、海の海水の温度がわずかではあるが上がったために、北海道の近海でも鯛が生息することが出来、北海道で鯛が捕れる様になったのである。
この2つの噂がどこまで真実か分からない。
もし二酸化炭素の排出権取得の為に北海道の山林が売買されていること、山形のサクランボ経営者が北海道の農地を買っているという実際を知っていたら、私に教えていただければ幸いです。
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