○鑑定コラム


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377)「葺」が「ぶき」になったのか

 昨年(2006年)建てられたという建物の登記簿謄本を取り寄せてみた。
 取り寄せた建物の登記簿謄本の建物の構造の表示登記を見て驚いた。

 「軽量鉄骨造鋼板ぶき平家建」
となっている。

 屋根の表示が鋼板「葺」でなく、鋼板「ぶき」と平仮名表示になっている。

 今迄、多くの建物の登記簿を見てきたが、屋根の表示は、RC造の陸屋根以外の木造など屋根の形は切妻とか入母屋とか寄棟があるが、使用材料によって、瓦葺とかスレート葺等の漢字の「葺」が使用されていた。

 昨年(2006年)建てた建物は、「ぶき」と表示されていた。

 不動産登記表示は厳格な規則によって統一的な表示方法によって行われるものであることから、「葺」が「ぶき」になったのは、不動産登記法の法律改正があったのであろうか。

 不動産鑑定書の対象不動産の表示記載は、原則として登記簿に記載されている表示に基づいて行うのである。

 登記簿で屋根の表示が「鋼板ぶき」となっていれば、不動産鑑定書の対象不動産の表示も「鋼板ぶき」という表示記載になる。

 何故平仮名の「ぶき」にしたのであろうか。
 漢字の「葺」で良いではないのかと私は思うが。

 「葺」を「ぶき」に表示記載するのであれば、「陸屋根」を「ろく屋根」と表示記載すべきと私は思う。
 

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