○鑑定コラム
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シルバースラッガー賞なるものがあるとは、私は知らなかった。
「シルバー」とついているから、てっきり引退した人の強打者の賞かなと思っていた。
どうもそうではなさそうである。
アメリカ大リーグの賞で、ゴールドグラブ賞を守備の賞とすると、シルバースラッガー賞は打撃の賞の様である。
ホームラン王、打点王、打率王のランキングで無く、守備位置に応じたポジション毎の打撃のベストナインということの様である。
その打撃のベストナインを選ぶ人は、大リーグ各球団の監督、コーチの投票によって決められる。
2007年11月9日にMLBが、そのシルバースラッガー賞を各リーグに分けて発表した。イチローが選ばれた。
選ばれたイチロー自身が、
「思いがけず大きなおまけ」(日経2007年11月11日)
と驚きの言葉をインタビューを受けて話している。
2007年のスラッガーと呼ばれる大リーガ達は、どういう人か下記に記す。
(アメリカン・リーグ)
捕手 ポサーダ(ヤンキース)
一塁手 ペーニャ(デビルレイズ)
二塁手 ポランコ(タイガース)
三塁手 ロドリゲス(ヤンキース)
遊撃手 ジーター(ヤンキース)
外野手 ゲレーロ(エンゼルス)
イチロー(マリナーズ)
オルドニェス(タイガース)
指名打者 オルティーズ(レッドソックス)
(ナショナル・リーグ)
捕手 マーティン(ドジャース)
一塁手 フィルダー(ブルワーズ)
二塁手 アットリー(フィリーズ)
三塁手 ライト(メッツ)
遊撃手 ロリンズ(フィリーズ)
外野手 ベルトラン(メッツ)
ホリデー(ロッキーズ)
リー(アストロズ)
投手 オーウィングズ(ダイヤモンドバックス)
選ばれた選手達は、打率3割打者がずらりと並び、首位打者・ホームラン王・打点王の人もしくはその順位の高い人々ばかりである。
守備のゴールドグラブ賞と打撃のシルバースラッガー賞の両方を受賞した選手は、アメリカン・リーグでは、イチローとプラシド・ポランコの二人だけである。
ナショナル・リーグでは、ラッセル・マーティン、 デービット・ライト 、ジミー・ロリンズ、カルロス・ベルトランの4人である。
シルバースラッガー賞の一塁手で選ばれたプリンス・フィルダーは、かって日本の阪神タイガースにいたセシル・フィルダーの息子である。
大リーガ達は、自分の子供をよく自軍の球場に連れてきて、グランドで遊ばしている。セシルも小さい息子のプリンスを甲子園に連れてきていたのではなかろうか。プリンスは、甲子園のダグアウトの中をウロチヨロして、甲子園球場の中を遊び場にして育ったのでは無かろうか。
セシル・フィルダーは、大リーグに戻り、ホームラン王になった。
セシルが大リーグのホームラン王になったことを知って、私は大変驚いた。
「あのフィルダーが。
大リーグのホームラン王に。
日本のプロ野球もやるでは無いか。」
と、とっさに思った。
日本のプロ野球が、大リーグのホームラン王の下地を作ったと思いたくなった。
その息子のプリンスが、今年50本のホームランを打って、ナショナル・リーグのホームラン王になった。
親子での大リーグのホームラン王が誕生した。
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