2009年1月4日、それなりの地位にある人が大勢の前で書き初めを披露した。
書いた人は、得意気に書いた字の色紙をマスコミに見せている。
テレビのニュースで、毛筆で色紙に書いている姿を私は見ていた。
色紙に書かれていた字は達筆で、「安心 活力」の4文字であった。
書き上がった落款を見て驚いた。ちょつとおかしいでは無いかと。
落款(らっかん)には、「平成廿十一年 新春 ****」とある。
「平成21年 新春 」を漢字で書くならば、「平成廿一年 新春」若しくは「平成二十一年 新春」であろう。
「廿」は二十を意味する漢字であることから、「平成廿十一年 新春」ではないであろう。「十」は不必要ではないのか。これでは「平成にじゅうじゅういち年」になってしまう。
「廿」と書かずに「二」と書けば、何ら問題無いのに。「弘法も筆の誤り」か。
読売新聞の田中成浩氏撮影の写真が下記のアドレスにあります。
http://www.yomiuri.co.jp/zoom/20090104-OYT9I00241.htm