8年前の2002年1月に、当ホームページを開設した。
手作りで作ったホームページは、見栄えはあまり良くない。最近のプロの作るホームページのデザインから観れば、何だこのホームページのデザインはという代物である。
「田原さん。ホームページの良し悪しはコンテンツだよ。」といってくれた人もおり、私はこれで充分と思っている。
題字の「田原都市鑑定株式会社」の文字は、今は亡き田原家31代目の父が、私が東京で不動産鑑定業を開業する時に書いてくれた文字である。これを大切に私はしたい。
ホームページに「鑑定コラム」欄を作った。
ホームページ作成は、「鑑定コラム」で不動産鑑定評価関係の記事を発信するのが目的であったと言ってもよい。
不動産鑑定評価は、不動産鑑定士の意見であり、判断であるといわれるが、その意見であり判断は、出来るだけ客観的データによって実証されたものでなければ信頼性が乏しいという考え方が、私の不動産鑑定評価に対する考え方の基本にある。
「鑑定コラム」は、不動産鑑定の実証性という切り口で、経済現象の一つである不動産価格、賃料を、出来るだけデータを用いて客観的に分析するコラムとすることにした。
ホームページを作ってから8年、よく続いたと思う。
その間に624篇の鑑定コラムを発表してきた。これもよく書いたものと思う。
不動産鑑定を中心にして記事を書いたが、そればかりでは面白く無く、閑話休題で他の記事も書いてきた。
ただ意識的に、「政治」に関する記事は出来るだけ避けてきた。書いても3、4篇である。
当初は訪問者もぽつりぽつりで一日5人も無かった。
現在はいつの間にか、マイナーなHPであるが、一日300人を超える訪問者があるようだ。一日10万件のアクセスがあると豪語するブログのアクセス件数とは、とてもとても比較出来る数字ではないが。
誰が訪問されているか分からないが、有り難いことである。
鑑定コラムを読んでメールも多く頂いた。叱責のメールも頂いた。
反省をしながら、これからも記事を書く時間を見つけて、不動産鑑定評価の実務等で疑問に思ったことを、鑑定コラム記事として発信していきたいと思う。
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