○鑑定コラム
フレーム表示されていない場合はこちらへ
トップページ
田原都市鑑定の最新の鑑定コラムへはトップページへ
前のページへ
次のページへ
鑑定コラム全目次へ
ピザ宅配店の「ドミノ・ピザ」(ヒガ・インダストリーズが運営している)が、60億円で企業売買されると、2010年1月27日の日経MJは報じる
ドミノ・ピザを購入する企業は、アメリカのファンド会社のベインキャピタルという会社という。
ドミノ・ピザは宅配ビザ店を179店運営している。
わが家の近くにも店があり、ピザの宅配を時々利用している。
そのドミノ・ピザの2009年3月期の経営業績は、下記の通りと日経MJは報じる。
売上高 172億円
営業利益 5億円
営業利益率は、
5億円
──── = 0.0291
172億円
2.91%である。この営業利益率は、宅配ピザ業界にあって、高い営業利益率か、低い営業利益率か。私は、その業界について詳しく知らないから判断出来ない。
1店舗当りの売上高は、
172億円
───── = 9600万円
179店舗
9600万円である。家賃を売上高の6%とすると、1店舗の月額家賃は、
9600万円×0.06÷12=48万円
ということになる。さてそれだけの家賃を各店舗は支払っているのかどうか。
売買価格に対する売上高倍率は、
172億円
───── = 2.89
60億円
2.89倍である。
投下資本60億円の回収期間は、
60億円
───── = 12
5億円
12年である。
投資利回りは、
5億円
───── = 0.083
60億円
8.3%である。
投下資本の回収年12年は少し長いのでは無かろうか。
7年程度が妥当と私は思うが。
企業買収するベインキャピタルは、ドミノ・ピザの営業利益を8.5億円に挙げる経営戦略策があるのではなかろうか。
営業利益が8.5億円にすることが出来れば、投下資本の回収期間は、
60億円
───── = 7.0
8.5億円
7年となる。
▲
フレーム表示されていない場合はこちらへ
トップページ
田原都市鑑定の最新の鑑定コラムへはトップページへ
前のページへ
次のページへ
鑑定コラム全目次へ