政権を取ってくれた働きをした同士・仲間を売ることを平気でやり、行き当たりばったりの思いつき政策を出したり取りやめたりして指導力がさっぱり無く、政策理念が全く見えない民主党の菅内閣の政治の姿に、経済界は殆ど愛想を尽かし、あきれかえっている。
法人税5%減税するから雇用を確保せよと、経団連に要求するが、経済界はその様なことを約束出来ないとはねつけている。
リーマンブラザーズの倒産から、日本経済は何とか立ち直りつつある。しかし完全には立ち直っていない。
日本銀行が、信じがたい金利であるゼロ金利としてどれ程金融をゆるめ、銀行を通じて金を市中に出そうとしても、銀行はその金で国債を買うだけであり、資金の欲しい中小企業にはさっぱりお金が回らない。
少し日銀の金融政策は何処か間違っているのではなかろうか。
上場の大企業は、設備投資をすることに躊躇し80兆円という金を内部留保しており、その金を有効に使おうとしない。
この様な日本経済の状態では、先行きに明るさを見出す事は難しい。
企業は元気を出して、GDP700兆円を目指せと私は云いたいが。
沈滞する日本経済の中にあって、元気な企業業種が存在する。
日本経済新聞出版社が発行している『日経MJトレンド情報源2011』(日本経済新聞出版社 2010年10月22日発行)を見ていたら、売上高増の元気な会社・業種が見られた。
その内の一つに、回転寿司業の元気さに驚かされた。
前掲書の2009年、2010年、2011年版より飲食業の中より、回転寿司の上位6社の売上高を調べてみた。
下記の通りである。順位は飲食業の中での売上高順位である。
(2009年) 順位 会社名 売上高(百万円) 23位 カッパ・クリエイト 60,857 (かっぱ寿司) 25位 あきんどスシロー 59,096 35位 くらコーポレーション 48,471 62位 元気寿司 26,600 90位 アール・ディージー 18,619 (がってん寿司) 109位 ジ・ティスト 14,107 (平禄寿司) 計 226,951
(2010年) 順位 会社名 売上高(百万円) 対前年比 20位 カッパ・クリエイト 74,736 + 22.8% (かっぱ寿司) 26位 あきんどスシロー 63,862 + 8.1% 33位 くらコーポレーション 56,470 +17.2% 68位 元気寿司 24,600 94位 アール・ディージー 14,070 (がってん寿司) 119位 ジ・ティスト 14,070 (平禄寿司) 計 252,357
(2011年) 順位 会社名 売上高(百万円) 対前年比 18位 カッパ・クリエイト 83,032 + 11.1% (かっぱ寿司) 23位 あきんどスシロー 74,472 + 16.6% 25位 くらコーポレーション 64,663 + 14.5% 68位 元気寿司 23,840 94位 アール・ディージー 16,778 (がってん寿司) 104位 ジ・ティスト 16,0310 (平禄寿司) 計 278,817
2009年 226,951百万円 ( - ) 2010年 252,357 (+11.2%) 2011年 278,817 (+10.5%)
2009年 2010年 2011年 カッパ・クリエイト − +22.8% +11.1% あきんどスシロー − +8.1% +16.6% くらコーポレーション − +17.2% +14.5%
決算期 売上高a 千円 水道光熱費b 千円 割合b/a 21年10月期 64,663,306 1,958,848 0.0303 20年10月期 56,470,430 1,793,877 0.0318 19年10月期 48,471,012 1,432,646 0.0296 18年10月期 40,854,126 1,265,797 0.0310 17年10月期 34,475,337 1,088,051 0.0316 16年10月期 27,956,510 875,110 0.0313 平均 0.0309 ≒ 0.031