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724) 北の都会講演『地価17年周期説』

 2011年1月7日に、四・金沢大学卒業生の月例「北の都会」694回目の会が開かれた。

 場所は、いつもの東京・銀座7丁目のライオン7丁目店六階のホールである。

 四・金沢大学卒業生が、およそ50名程度の方が参加された。
 2011年初春の最初の講演を私がすることになった。

 演題は、『地価17年周期説』である。
 私が勝手に唱えている説である。
 講演者も段々四卒の先輩から、金沢大学卒業生に移りつつあり、昭和41年卒業の14回生の私にお鉢がついに回ってきてしまった。

 講演のレジュメだけ記す。

 1.不動産価格の特徴
 2.賃料とは
 3.不動産価格とは
 4.不動産価格バブル発生の要因
 5.経常収支と不動産バブル
 6.平成19年(2007年)7月不動産ファンドバブルの崩壊
 7.平成2年(1990年)平成バブルの崩壊
 8.地価17年周期説
 9.バブル崩壊とハゲタカファンドの実態
 
 参加者には、中川了滋前最高裁裁判官も来て下さった。

 国交省のOBで、元日本不動産鑑定協会の専務理事の西田鉄平氏も、「田原の講演を聞くのを楽しみに参加した」と久しぶりに会合に顔を出された。

 80分近い講演であった。
 講演終了後、四卒の先輩達が、
 「大変良い話であった。続きも聞きたい。」
と、握手を求めて来られたのには、私の方が恐縮してしまった。

 私の自己紹介のついでに故郷の紹介を少しした。岐阜県中津川市に合併してしまった、我が故郷である旧恵那郡坂下町出身である元東京工業大学学長の末松安晴氏の話をした。光ファイバー、光通信の研究の先駆者であり、その第一人者である。

 文化功労賞を既に得られておられるが、光通信・光ファイバーの現在の発達を考えれば、その道筋を作った人であり、文化勲章は当然として、ノーベル賞を授賞しても良い人では無かろうかと私は思うと紹介した。

 山に囲まれた小さな故郷の町の、中学の同じクラスの友の兄であるということもあり、ついつい肩入れも大きくなってしまう。


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