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一般社団法人住宅生産団体連合会(会長 和田 勇 積水ハウス株式会社代表取締役会長)が、『2014年度戸建注文住宅の顧客実態調査』を、2015年8月20日に発表した。
同調査によると、2014年度戸建住宅の平均建築費は、
u当り 25.6万円
である。
過去の平均建築費単価を見ると、以下である。
2008年 u当り 24.4万円
2009年 u当り 24.4万円
2010年 u当り 24.0万円
2011年 u当り 23.8万円
2012年 u当り 23.7万円
2013年 u当り 24.7万円
2014年 u当り 25.6万円
2012年のu当り23.7万円を底にして、建築費単価は大きく値上りしている。
建築の床面積130uの戸建住宅で考えると、2012年は、
23.7万円×130u=3,081万円
である。
2014年は、
25.6万円×130u=3,328万円
である。
2年間で、
3,328万円−3,081万円=247万円
247万円値上りしている。
一般社団法人住宅生産団体連合会が発表した戸建住宅の建築費は、u当り25.6万円であるが、国土交通省が発表している『平成26年建築着工統計調査』の木造建築工事費を見ると、2014年1月〜12月の木造の建築統計は、下記である。
棟数 429,305棟
のべ床面積 53,498,128u
工事費予定額 872,242,340万円
これよりu当り単価は、
872,242,340万円
─────────= 16.3万円
53,498,128u
16.3万円である。
国交省発表の木造工事の大部を占めるのは、木造戸建住宅費である。
同じ戸建住宅費で、
住宅生産団体連合会 u当り 25.6万円
国交省木造工事費 u当り 16.3万円
と随分と開きがある。
いずれの工事費も事実のデータによる結果であり、信頼すべき数値である。
この工事費の開きは、何が原因しているのか。
(2015年9月3日 ホテルニューオータニの会議室で開催した第39回田原塾の講話録の一部より)
鑑定コラム1382)「住宅の平均耐用年数は36.2年(2014年)」
鑑定コラム1124)「利回り法賃料の講話」
鑑定コラム1180)「UR日野高幡台団地明渡立退料判決」
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