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1522) 丸の内のビル賃料6.4%の上昇(28年3月)

 丸の内のビル賃料は、昨年の平成27年3月は前年同月から5.4%の上昇であった。今年の平成28年3月は、どれ程の変動となったか。分析してみた。

 三菱地所が発表した2016年(平成28年)3月期の決算書の附属説明書(FACT BOOK ファクトブック)によれば、三菱村と呼ばれる東京丸の内地区の平成28年3月期のビル賃料は、次のごとくの数値である。

      延床面積       2,531千�u 
            貸付有効面積     1,466千�u
            事務所空室率            1.37%
            ビル賃貸売上高        202,337百万円

 三菱地所の丸の内地区のビル賃料の年間収入は、2023億円である。去年の平成27年3月の賃料収入は、2027億円であったから、殆ど賃料収入は変わっていない。

 上記発表の数値より、下記算式で、賃料単価を求める。

         ビル賃貸売上高÷12
            ────────────────                        
            貸付有効面積×(1−空室率)

 2016年3月期の前記した数値を、上記式に代入して求めると、

             202,337,000,000÷12
          ───────────────                            
             1,466,000×(1−0.0137)

= 11,661円/�u

である。

 1年前の2015年3月の賃料は、�u当り10,956円であった。

 1年間の賃料の変動率は、

                 11,661円
              ──────  = 1.064                               
                 10,956円

6.4%の上昇であった。

 求められた2016年3月の賃料は、近年の最高賃料であった2011年(平成23年)の�u当り11,738円に近づこうとしている。

 一方、丸の内地区の空室率も1.37%と引き締まった。

 過去の丸の内地区のビル賃料は、下記である。

               2002年3月     �u当り  10,447円
               2003年3月     �u当り  10,570円
               2004年3月     �u当り   9,979円
               2005年3月     �u当り   8,968円
               2006年3月     �u当り   9,502円

2007年3月     �u当り 9,845円 2008年3月     �u当り 9,791円        2009年3月     �u当り 10,283円         2010年3月     �u当り 10,542円        2011年3月     �u当り 11,738円
       2012年3月     �u当り 10,467円        2013年3月     �u当り 10,331円        2014年3月     �u当り 10,398円        2015年3月     �u当り 10,956円        2016年3月     �u当り 11,661円

 28年3月の丸の内のビル賃料がわかった。

 昨年の27年3月の丸ビルの償却前還元利回りは、2.55%と分析した。

 上記で求められた賃料を利用して、丸ビルの賃料を推定し、丸ビルの土地価格、建物価格を求めて、28年3月の丸ビルの還元利回りは、どれ程になっているか時間が出来たら求めて見ようと思う。



****追記 2016年8月4日

 平成28年3月の丸ビルの還元利回りについては、2.51%と求めた記事を、鑑定コラム1523)にアップしました。



  鑑定コラム1364)
「丸の内のビル賃料5.4%の上昇(27年3月)」

  鑑定コラム1106)「丸の内のビル賃料は土地価格と4年のタイムラグ」

  鑑定コラム1523)「丸ビルの還元利回りは2.51%(28年3月)」

  鑑定コラム1644)「丸ビルの償却後還元利回りが2%割れしそうだ」


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