○鑑定コラム
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違う用件で石川県のホームページを訪れたが、同ホームページを見ていたら、石川県が稲品種改良に伴い新種の米(石川65号)を作ることに成功し、その新種米の名前を募集している記事に出会った。
ネーミングに長けている人は、応募してみたら如何。
最優秀賞には6.5万円の商品券と石川65号の米5kgが贈呈されるという。
全応募者から抽選で65名に石川65号が2kg贈呈されるという。
詳しくは、下記アドレスを見て下さい。
http://www.pref.ishikawa.lg.jp/nousan/65go/index.html
協賛者と思われる記載で、「JA全農いしかわ」の名前があったから、 JA全農いしかわのホームページを訪問したところ、同ホームページには新種米名称募集のことは全く書かれていない。
これはどうしたことであろうか。
米の品種改良のことなど県の仕事で、私達には関係無いと云うことなのか。
その代わり「石川県産新米キャンペーン」を行っていた。
「JA全農いしかわ」から宣伝を頼まれた訳では無いが、ホームページを訪れた事も有り、新米キャンペーンを紹介しておく。
石川県産コシヒカリ、ゆめつぼみ等の精米袋(5kg及び10kg)のバーコードを切り取り、郵便葉書にテープでしっかりと貼って応募すれば、抽選で下記の品物が得られるという。
A賞 能登牛と加賀野菜のセット 30名
B賞 JCBカード 3万円分 30名
スーパーマーケットで石川県産の上記米を買った時には、応募されたら如何。
詳しくは、下記のアドレスへ。
http://www.is.zennoh.or.jp/kome/index.html
「JA全農いしかわ」のホームページに、石川県の米のデータが記載されていた。
平成27年の石川県の米算出量は、75,960トンという。
作付面積は26,100haと云う。
石川県のお米の反当り収穫量はどれぐらいか。
計算してみる。
1ha当りの米算出量は、
75,900トン
─────── = 2.91トン
26,100ha
2.91トンである。
1haは、10,000uである。その1/10は、1,000u(10a)であり、1反である。
1haの収穫量は、2.91トンであるから、1反(1,000u=10a)の収穫量は、1/10の0.291トンとなる。
即ち291kgである。
1俵は60kgであるから、
291kg
───── = 4.85俵
60
1反当り4.85俵である。
加賀平野のお米の収穫量は、1反当り4.85俵とは、いささか少ないではなかろうか。
農林水産省の発表では、石川県の平成27年の稲の作付面積は、前記と同じく26,100haであるが、収穫量は136,200トンである。JA全農いしかわ発表の 75,900トンとは倍近くの開きがある。
収穫量136,200トンで計算すると、反当り8.7俵となる。私が理解している反8俵の収穫量となる。これが田の収穫量ではないのか。
農林水産省の発表の全国平均の米の収穫量は、10a当り531kgである。
1俵は60kgであるから、
531
──── = 8.85俵
60
である。
どうも私には、JA全農いしかわ発表の75,900トンの数値がどういう数値なのか分からない。算出量は収穫量ではないと云うことなのか。それは分かりにくい。
江戸時代の加賀藩は、加賀百万石の禄高と云われた。正式には102万5千石である。
一石は2.5俵である。
1俵の米価格を12,000円として、ものは試し、大大名加賀藩前田家の財力を計算してみたらいかが。
鑑定コラム1545)「2016年産米は高くなりそうだ」
鑑定コラム1338)「兼六園の桜は満開だった」
鑑定コラム1547)「一人当りお米の消費量54.6kg(平成27年度概算)」
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