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1545)2016年産米は高くなりそうだ

 2016年産の新米の卸取引価格は、昨年と較べて著しく高い。

 米穀取引会社の日本コメ市場株式会社が、平成28年9月2日付で同社ホームページに発表した2016年産米の取引価格(平成28年8月25日取引)は、次の通りである。単位60kg。

   茨城産   コシヒカリ     13,151円
      茨城産   あきたこまち        12,834円
   千葉産   ふさおとめ          12,661円

 1年前の平成27年8月28日の同社ホームページに発表された2015年産米の取引価格(平成27年8月20日取引)は、下記であった。

   茨城産   コシヒカリ     10,861円
      茨城産   あきたこまち        10,500円
   千葉産   ふさおとめ          10,134円

 2015年と2016年の1年間の新米の価格の上昇は、茨城産コシヒカリが、

                13,151円
             ──────  = 1.211                                
                10,861円

 茨城産あきたこまちが、

                12,834円
             ──────  = 1.222                                
                10,500円

 千葉産ふさおとめが、

                12,661円
             ──────  = 1.249                                
                10,134円

である。平均22.7%のアップである。金額では2,372円のアップである。

 小売価格が同程度上昇するとは断言出来ないが、小売価格は昨年と較べてかなりの上昇となるであろう。

 上記価格は、8月の取引価格である。9月、10月の取引価格は、8月の価格とは又異なるが、8月の価格より高くなるかもしれない。

 2016年産米の価格上昇の原因は、ネットでは、需給の逼迫によると云っている。

 その原因の一つは、「長年減反に反対して来た秋田県の大潟村が28年産米で初めて減反を達成したことが上げられる」と農業協同組合新聞(ウエブ 2016年9月5日)の熊野孝文記者が報告する。


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