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2016年産の新米の卸取引価格は、昨年と較べて著しく高い。
米穀取引会社の日本コメ市場株式会社が、平成28年9月2日付で同社ホームページに発表した2016年産米の取引価格(平成28年8月25日取引)は、次の通りである。単位60kg。
茨城産 コシヒカリ 13,151円
茨城産 あきたこまち 12,834円
千葉産 ふさおとめ 12,661円
1年前の平成27年8月28日の同社ホームページに発表された2015年産米の取引価格(平成27年8月20日取引)は、下記であった。
茨城産 コシヒカリ 10,861円
茨城産 あきたこまち 10,500円
千葉産 ふさおとめ 10,134円
2015年と2016年の1年間の新米の価格の上昇は、茨城産コシヒカリが、
13,151円
────── = 1.211
10,861円
茨城産あきたこまちが、
12,834円
────── = 1.222
10,500円
千葉産ふさおとめが、
12,661円
────── = 1.249
10,134円
である。平均22.7%のアップである。金額では2,372円のアップである。
小売価格が同程度上昇するとは断言出来ないが、小売価格は昨年と較べてかなりの上昇となるであろう。
上記価格は、8月の取引価格である。9月、10月の取引価格は、8月の価格とは又異なるが、8月の価格より高くなるかもしれない。
2016年産米の価格上昇の原因は、ネットでは、需給の逼迫によると云っている。
その原因の一つは、「長年減反に反対して来た秋田県の大潟村が28年産米で初めて減反を達成したことが上げられる」と農業協同組合新聞(ウエブ 2016年9月5日)の熊野孝文記者が報告する。
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