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1577)中国の外貨準備高 3兆0516億ドル

 2016年12月7日、日本経済新聞の原田逸策記者が、北京から、中国人民銀行が発表した中国の2016年11月末の外貨準備高の金額を伝える。

 中国の11月末の外貨準備高は、3兆0516億ドル(邦貨換算348兆円)と伝える。

 前月末より691億ドル少ないと言う。

 中国の過去の外貨準備高は、他の書き物で調べると、

          2014年末     3兆8800億円
          2015年末     3兆3300億円

であるようだ。年々減少している。

 前月末より691億ドルも少なくなった。即ち1ヶ月で691億ドルも少なくなると云うのであれば、中国の外貨準備高が3兆円を切るのは、時間の問題のようである。

 その原因は、

      @ 輪出の激減
      A 外国企業の投資逃避
      B 人民元下落防止のために中国当局がドル売り、人民元買いをしているため

と云われている。

 アメリカの次期大統領のトランプ氏が、中国に対してかなり厳しい姿勢の発言をしている事から、それの影響もあるかもしれない。

 丁度同じ日に、日本の財務省が、2016年11月末の日本の外貨準備高を発表した。

 2016年11月末の日本の外貨準備高は、

                1兆2192億ドル

である。

               3.0516
            ─────   = 2.5                                    
               1.2192

 中国の外貨準備高は、日本の2.5倍と云うことである。

 日本の外貨準備高の大半(85% 1兆0318億ドル)は、アメリカ国債である。それは何処にあると思う。
 

  鑑定コラム698)
「売れないドルを買ってどうするのだ」


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