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総務省統計局が、家計調査より分析して、都道府県庁所在都市における支出額の多い食品等を棒グラフで発表している。
調査名は、『家計調査(二人以上の世帯)品目別都道府県庁及び政令指定都市ランキング(平成23年〜27年平均)』である。
それによると、岐阜市は喫茶代支出で全国2位にランクする。
岐阜市民は、喫茶好きのようである。
1位は名古屋市である。
支出金額は、棒グラフであるためはっきりとは分からないが、年間支出額14,000円前後で、2市が拮抗している。
3位以下は、2位からガタンと金額が落ち、8,000円の前後で、3位東京都23区、4位神戸市、5位川崎市である。
名古屋の喫茶店のモーニングサービスの豪華さは、噂で知っていた。
名古屋に行った時、コメダ珈琲店に入り、実感した。
東京の喫茶店のコーヒー代の料金で、コーヒーの他に、トースト、玉子、野菜が付いている。
モーニングサービスは、朝食の代わりになる。
岐阜市内の喫茶店も、そうしたサービスをしていて、それが市民の喫茶代支出の全国2位に繋がっているのであろうか。
喫茶代一回400円とし、年間支出14,000円とすれば、
14,000円÷400円 = 35
である。
岐阜市の世帯は、年間35回喫茶店に行くことになる。
1世帯2.3人とする。
世帯の喫茶店利用回数を、人口に置き換えて考える。
35÷2.3=15.2
一人当り15.2回である。
喫茶店を利用する人は、20歳〜60歳未満の人とする。
岐阜市の人口は、平成28年4月1日現在、412,589人である。
この内、20歳〜60歳未満の人は、200,800人である。
岐阜市人口に占める20歳〜60歳未満の人の割合は、
200,800
───── = 0.487
412,589
48.7%である。
15.2
───── = 31.2 ≒ 31
0.487
岐阜市の20歳〜60歳未満の人は、年間31回喫茶店を利用することになる。
月に換算すれば、
31÷12=2.58
である。月に2回〜3回喫茶店を利用していることになる。但しこれは平均である。多い人は月に5回以上通っている人もいるであろう。
コーヒーの他に、盛りだくさんの食べ物が付くモーニングサービスをしている名古屋のコメダ珈琲店が、名古屋地区のみでなく東京地区にも店舗を出して来た。
東京郊外の駐車場付の喫茶店を展開し始めた。
先日、東京八王子の西はずれにある工学院大学八王子校舎付近に行った。
何処かに休むところが無いかとバス通りを車で捜していたら、特色あるコメダ珈琲店の建物が目に入った。
こんなところに何故あるのと思ってしまったが、迷うことなくそこで休憩した。檜の匂いがすることから、聞いて見たところ、開店して1年という。
低料金のコメダ珈琲店のモーニングサービスの影響は、東京の郊外レストランに、即、影響を与えた。
私の住んでいる近くに、府中街道沿にデニーズと云う郊外レストランのチェーン店がある。
デニーズにもモーニングサービスがある。
朝6時〜10時までで、ドリップコーヒーに、ハーフのトーストと玉子付で430円である。
それまではコーヒー一杯だけで400円程度していた。それがハーフとはいえトーストが付き、玉子も付いて430円である。明らかにコメダ珈琲店東京進出の影響によるメニューと価格である。
若い家族連れの利用者が多かった東京郊外のレストランに、老人夫婦あるいは独り身の老人が、朝から午前中にモーニングサービスを目的として、郊外レストランの席を埋めるようになってきた。
コメダ珈琲店の東京地区進出は、東京の郊外レストランの利用者形態に少なからずの影響を与えた。
総務省統計局は、品目ランキングの発表目的を、次のごとく云う。
「家計調査の1世帯当り品目別年間支出額及び購入数量(二人以上の世帯)のデータから、どのような品目でどの程度の地域差があるかを明らかにするため、2013〜2015年平均の品目別都道府県庁所在地及び政令指定都市ランキングを集計しました。」
総務省統計局が発表している各品目ごとのランキングを以下に記す。
断トツ1位の場合は、1位のみとする。1、2位が接近している場合は、1、2位の都市名を記す。
1 食パン
1位 神戸市
2位 堺市
2 かつお
1位 高松市
3 ぶり
1位 富山市
2位 金沢市
4 かに
1位 鳥取市
2位 福井市
5 かき(貝)
1位 広島市
6 しじみ
1位 松江市
7 ほたて貝
1位 青森市
8 たらこ
1位 福岡市
2位 北九州市
9 揚げかまぼこ
1位 鹿児島市
10 かまぼこ
1位 仙台市
11 かつお節・削り節
1位 那覇市
12 牛肉
1位 京都市
2位 和歌山市
13 豚肉
1位 横浜市
2位 相模原市
14 ほうれんそう
1位 秋田市
2位 盛岡市
15 はくさい
1位 堺市
2位 大阪市
16 干ししいたけ
1位 大分市
17 油揚げ・がんもどき
1位 福井市
18 こんにやく
1位 山形市
19 ぶどう
1位 甲府市
20 桃
1位 福島市
21 メロン
1位 水戸市
22 しょう油
1位 山形市
23 ソース
1位 広島市
2位 岡山市
24 カステラ
1位 長崎市
25 アイスクリーム・シャーベット
1位 金沢市
2位 川崎市
26 うなぎ
1位 浜松市
27 しゅうまい
1位 横浜市
28 ぎょうざ
1位 浜松市
2位 宇都宮市
29 緑茶
1位 静岡市
30 紅茶
1位 神戸市
31 清酒
1位 新潟市
32 焼酎
1位 宮崎市
2位 鹿児島市
33 日本そば・うどん(外食)
1位 高松市
34 喫茶代
1位 名古屋市
2位 岐阜市
産地名産と都市名が合致するものが多いが、牛肉の支出1位が京都で、2位が和歌山とは、私は知らなかった。京都人は、牛肉好きのようだ。
金沢が、アイスクリーム・シャーベットの支出で1位である。そんなに金沢市民は冷たい甘いものを食べているとは。我が学生の頃は、尾張町の通り沿だったと思うが、うどん店加登長の2階で、日栄と云う銘柄の酒を飲んでコンパだった。
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