平成29年(2017年)大相撲5月場所が始まった。
長い間日本人の横綱誕生がなく、やっと稀勢の里が第72代横綱になった。
東京の5月場所は、その横綱稀勢の里の初めての土俵入りを、東京の相撲フアンにお披露目する場所である。
相撲人気は盛り上がったが、稀勢の里は、先場所左肩の筋肉を痛め元気がない。
新横綱の責任からか、怪我を押して土俵に上がる姿を見るのは忍びない。
休場してもよいから、怪我を治して、強い横綱の姿で土俵に上がって欲しいと願いたくなる。
私は、いつもテレビ桟敷で相撲を見ているが、東京の開催場所には、必ず砂かぶりで相撲を見ておられる方がいる。
その方の姿をテレビで見つけると、
「オオー、大先輩はまだまだ元気だ !」
と思い、こちらも嬉しくなる。
東方、土俵際下勝負検査役、控え力士の後の席が定席のようである。
砂かぶりの席にあっても超一等席である。土俵際相撲がもつれて、力士が土俵から転げ落ちてくる可能性のあるところでもある。
先ず普通の人は、その席を入手出来ない。
その砂かぶりで相撲観戦されている方は、東京の不動産鑑定士としては、大先輩である。
業界のリーダー役をも歴任されて来た。
もう相当昔、20年位の昔だったか、はっきりとは覚えていないが、大先輩の姿を砂かぶりで見つけた時、不動産鑑定士で砂かぶり席に座る人がいるのかとびっくりしたことを覚えている。
不動産鑑定業界よりも不動産業界で著名であるかもしれない。
「地元水道橋、神保町で培った創業70年以上の経験と信頼」をもつ老舗の不動産仲介会社を経営されている人である。
東京開催場所が来る度に、砂かぶりで相撲観戦をされている大先輩の姿を見つけ、元気の姿を見ると、こちらも何だかホッとしてくる。
<追記> 2017年5月25日
横綱稀勢の里は、4敗し、6勝4敗となった。肩の怪我が思わしくなく、11日目の5月24日から欠場となった。怪我は全治1ヶ月という。
鑑定コラム853)白鵬敗け乱れ飛ぶ座布団
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