鑑定コラム391)のアクセスが目立つ。
その鑑定コラム391)が、どんな内容の記事か、自分で書いているにも係わらず私は覚えていない。
どんな記事内容であったのであろうかと思い、自分で書いた鑑定コラムを訪れてみた。
「鉄筋鋼材の値上がりが激しい」というタイトル記事であった。11年前の2007年11月30日発表の記事である。コラム番号だけでは分からなかったが、タイトルを知って思いだした。
その記事の内容は19ミリ異形棒鋼が値上りしているという内容のものであった。そしてRC造のマンションの場合、コンクリート1立方メートルにつき使用する鉄筋の量は107kg(0.107トン)であるから、19ミリ異形棒鋼が値上りすれば、マンションの工事費が上がり、連れてマンション販売価格も上がるという記事である。
「11年前の記事が今頃何故アクセスされるのか ?」
と訝り、試しに、検索エンジンのグーグルで、「異形鉄筋値上り」の語句検索をしてみた。
グーグルの検索結果は、トップ面の一番下に、鑑定コラム391)「鉄筋鋼材の値上がりが激しい」が表示された。
これを見て、当方の鑑定コラムに訪問されているのかと分かった。
「とすると、現在は建築ブームに伴って、異形鉄筋が値上りしているのか。」
と思われた。
日刊鉄鋼新聞のホームページを訪問した。
そのホームページの19ミリ異形棒鋼の価格推移を見た。
19ミリ異形棒鋼の価格が激しく値上りしている。
平成29年1月の東京地区高値は、トン当り55,000円であった。
それが平成30年5月では、トン当り74,000円である。
「これだけの19ミリ異形棒鋼の価格上昇という経済現象があるために、当方の鑑定コラム391)の訪問者が増えているのか。」
とホームページ訪問者の増加の原因が分かった。
日刊鉄鋼新聞のホームページが記す平成29年1月〜平成30年5月までの、19ミリ異形棒鋼の価格推移は下記である。東京地区の高値の価格である。単位はトン当り円である。
平成29年1月 55,000円 平成29年2月 56,000円 平成29年3月 58,000円 平成29年4月 58,000円 平成29年5月 58,000円 平成29年6月 57,000円 平成29年7月 58,000円 平成29年8月 60,000円 平成29年9月 62,000円 平成29年10月 63,000円 平成29年11月 65,000円 平成29年12月 69,000円 平成30年1月 70,000円 平成30年2月 71,000円 平成30年3月 72,000円 平成30年4月 74,000円 平成30年5月 74,000円
平成19年1月 64,000円 平成20年1月 73,500円 (平成20年9月 113,000円) 平成21年1月 77,000円 平成22年1月 53,000円 平成23年1月 63,000円 平成24年1月 60,000円 平成25年1月 56,000円 平成26年1月 69,000円 平成27年1月 62,000円 平成28年1月 50,000円 平成29年1月 55,000円 平成30年1月 70,000円 (平成30年5月 74,000円)