NTTの検索エンジンgoo(グー)を運営している人であったろうか。
検索エンジンを運営している人が、今年、平成16年(2004年)の話題ブームのトップテンに入る「韓流」の火付け役になった「冬のソナタ」の流行の兆しを、
「半年前にキャッチし、その後の追跡で「冬のソナタ」ブームを予測できた。」
と言っていたことを新聞で最近読んだ。
冬ソナがブームになる半年前に、グーの検索言語に突然「冬のソナタ」という言葉が出てきた。
その人は、「冬のソナタ」とは何かと調べてみた。そして検索言語のヒット数を追跡していると、日ごとに冬ソナのヒット数が多くなって来た。これはブームになると予感したという。
その後NHKの「冬のソナタ」の韓国テレビドラマの放映が始まり、韓流ブームに火がついた。
日本人の冬ソナファンの韓国のロケ現場のツァーが急増し、成田空港では韓国への航空便に遅れが出るほどの影響を与えるまでになった。
パソコンを辞書代わり、情報収集の手段の一つとして利用する人が多くなった。わからないことがあれば、検索エンジンを使ってインターネットで調べることが、極く当たり前になってきた。
検索エンジンの検索語句を注意深く見ていることによって、時代の流れを読みとることが出来そうである。
グーの運営者は、「冬のソナタ」のブームの予兆現象、その後のブーム到来を予測し得たのである。
試しに、グーグルで「冬のソナタ」を検索してみたら、件数は674,000件(2004年12月30日)と出てきた。
この鑑定コラムを読んだ人は、現在はどれほどか試しにグーグルで「冬のソナタ」の語句で検索して試してみてほしい。2004年12月30日からどれほど件数が増えているかわかる。
ここで話は、甚だ小さくなる。
我ホームページ訪問者の、最近1ヶ月(2004年12月)の検索語句を調べて見たら、次のごとくであった。但し田原都市鑑定、田原鑑定、田原拓治、田原という語句は除く。
1位 利回り 2位 還元利回り 3位 ゴルフ場 4位 熱海ビーチライン 5位 営業権 6位 鑑定コラム 7位 鑑定 8位 継続賃料 9位 経済的耐用年数 10位 Jリートであった。
2002年8月 1位 セル生産方式 2位 吉野家再建 3位 借地権譲渡承諾料 4位 不動産リート 5位 不動産鑑定 期待利回り
2003年2月 1位 大学教授になるには 2位 熱海の不動産 3位 東名高速道路料金 4位 不動産鑑定基準 5位 ゴルフ場の鑑定評価
2004年7月 1位 還元利回り 2位 ゴルフ場 3位 賃料 4位 不動産鑑定 5位 利回り
2004年12月(今回) 1位 利回り 2位 還元利回り 3位 ゴルフ場 4位 熱海ビーチライン 5位 営業権調査の期間は2年半の短い間であるが、検索語句の変移から時代の流れ、不動産鑑定の方向がぼんやりと見えて来るようである。