公益社団法人京都市観光協会が、2020年7月31日に「京都市観光協会データ月報(2020年6月)」を発表した。
2020年6月における京都のホテルの客室稼働率は、15.5%であった。
5月は6.5%であり、前月よりは客室稼働率は10ポイント程度増えたが、まだまだ、ホテル経営の健全経営からは程遠い。
観光の都市京都のイメージが湧く客室稼働率の数値ではない。
6月以降の観光客の見込みについて、6月報は「6月以降活動再開の兆し」の表題で、下記のごとくの楽観的な見通しを記していた。
「6月19日には、全国的に、都道府県を跨ぐ移動や旅行も解禁され、8月以降には国が主導する大規模な観光振興キャンペーンも予定されている。これを受けて、宿泊予約サイトにおける客室販売価格は、5月以降上昇が続いており、夏休み以降の需要に対する期待感が現れている。」
7月以降の観光客の見込みについて、7月報は「7月は日本人客の宿泊需要が高まることが想定されるが、キャンペーンの効果発現には時間がかかるか」の長い見出しで次のごとく記している。
「7月3日からは、京都市が主導する市民を対象とした宿泊施設の利用促進キャンペーン、7月22日からは国が主導する全国的な観光振興キャンペーン「Go To Travel」が開始されている。日本人客の宿泊需要が高まることが想定される一方、東京など大都市を中心に、新型コロナウイルス感染症の感染者数が増加しており、今後の経過によってはこれらの消費喚起施策の効果が十分に現れるまでに時間がかかることも考えられる。」
東京の新型コロナウイルス感染者について言及しているが、東京の新型コロナウイルス感染者は、
2020年7月31日 463人 2020年8月1日 472人と過去最高の感染者数記録を更新し続けている。
2020年7月29日 41人 2020年7月30日 9人 2020年7月31日 29人 2020年8月1日 21人である。
2020年6月29日 4人 2020年6月30日 2人 2020年7月01日 2人 2020年7月02日 3人である。