2021年9月18日は、新著『「考論」不動産鑑定評価』が、アマゾンから販売予約されていた新著が発売される日である。
日販、東販の書籍中継ぎを通じて全国の主要書店から発売されるのが9月30日である。それよりも12日早くアマゾンは発売する。
新著の出版社から、アマゾンから予約発売をすると聞いた時、「ああそういう時代に本格的になったのか。」と思った。
最近、アマゾンと喧嘩していた出版社の雄の一つである講談社が、アマゾンと仲直りし、講談社の本の一部をアマゾンが取り扱う事になった。
このことについて、朝日新聞のウエブは次のごとく伝える。
「アマゾンは従来、取次大手の日本出版販売(日販)などと取引する一方、講談社以外に約3千社と直接取引をしてきた。ただ、業界をリードする講談社が直接取引に加わったことに、「異例の事態で衝撃は大きい」(取次会社幹部)と波紋が広がる。
講談社は2016年、アマゾンの電子書籍読み放題サービスから1千超の作品が削除されたとして強く抗議するなど、両社は緊張関係にあった。(赤田康和)」(2021年9月16日 14:53)
アマゾンは、書籍の販売だけでなく、多くの品物をネットを通じて消費者に直接販売している。
そのためには倉庫が必要であり、巨大な倉庫を所有或いは賃借している。
高速道路のインターに近い場所に立地している倉庫である。
その土地購入に関して不動産鑑定がなされ、関与された不動産鑑定士の方も少なからずおられるであろう。
私もアマゾンが使用するのかどうか知らないが、インターチェンジに近いが、田んぼのど真ん中とか、山林を宅造した辺鄙なところの倉庫の土地鑑定評価を行ったこともある。
こんな田んぼのど真ん中とか、山林を宅造した辺鄙なところに倉庫を建てて大丈夫なのかと、流通業態 がドンドン変革されている流通業界の状況を知らなかったので心配したことがある。
私の頭の中には、製造企業は倉庫を持たないというトヨタのカンバン方式の考えが占めていたので、大型倉庫が増えることに違和感をもっていたのである。
インターネットの普及と仲卸を否定し、消費者と直接取引する新しい産業の出現には、違った意味での倉庫が必要であったのである。
主要書店店頭より12日早く始まったアマゾンのネット販売は、どんなものかと気になり、アマゾンの新著『「考論」不動産鑑定評価』の画面を覗いて見ると次のごとく書かれていた。
「新品: ¥4,400
ポイント: 44pt (1%) 詳細はこちら
無料配送: 9月20日 月曜日 詳細を見る
最速の配達日: 明日9月19日, 8AM-12PMの間にお届けします。 購入手続き画面でご都合のよい時間帯を選択してください。
残り10点 ご注文はお早めに」
最速で明日19日の午前中に手許に届くようである。
在庫は10点である。予約以外の在庫冊数は10冊のようである。取り敢えず在庫10冊で売れ行きの状況を見ようという販売方針である。
登録情報は下記である。売れ筋ランキングは、不動産ビジネスの法律部門で1位である。(2021年9月18日 午前10時57分現在)
「出版社: 株式会社プログレス (2021/9/18)
発売日: 2021/9/18
言語: 日本語
単行本: 468ページ
ISBN-10: 4910288163
ISBN-13: 978-4910288161
Amazon 売れ筋ランキング:- 11,390位本 (の売れ筋ランキングを見る本) - 1位不動産ビジネスの法律」
鑑定コラム2296) 「著書『「考論」不動産鑑定評価』を発行」
鑑定コラム2297) 「アマゾン売れ筋ランキング不動産ビジネスの法律部門1位 『「考論」不動産鑑定評価』」
鑑定コラム2585)「著書『考論 不動産鑑定評価』がアマゾン販売の不動産鑑定士の資格等本ランキング6位(2023年5月3日時点)」
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