2336) 令和2年度の東京都の固定資産・都市計画税収は1兆5557億円
先の鑑定コラムで、日本ビルファンド投資法人1社で、年間53億円余の固定資産税・都市計画税を、東京都に支払っていると記した。
東京都にはどれ程の固定資産税・都市計画税が毎年入っているのであろうか。
東京にはビルが多くある。一般住宅も多い。
東京都主税局による『令和2年度都税収入決算額について』の報告書によれば、税収の総額は5兆3498億円であり、その中で固定資産税、都市計画税は1兆5557億円である。
税収に占める固定資産税、都市計画税の割合は、29%である。
都心にビルが建てば建つほど、東京都には固定資産税・都市計画税が入ってくる。23区直轄税収であるから全て自分で使える。
大阪府が、大阪都構想を考えているのは、東京都のこのやり方を手に入れたいためでは無かろうか。
毎年何もしなくても、1.5兆円が入ってくる行政体である。当該行政体には笑いが止まらないであろう。
東京都主税局が発表している東京都の令和2年度都税収入決算額内訳は、下記である。
都税総額 5兆3498億円 (内訳) 法人二税 1兆7519億円 固定・都市計画税 1兆5557億円 個人都民税 9912億円 繰入地方消費税 6445億円 その他 4066億円