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固定資産税を中心にして資産について研究している研究者の学会である「資産政策学会」の2023年のシンポジュウムが、2023年7月15日(土)午後2時〜4時半まで、東京・水道橋の日本大学経済学部3号館3061教室(大教室)(東京都千代田区三崎町2−8)で開かれます。
参加無料との事です。
私は、資産政策学会の会員ではありませんが、外部の参加者として、 シンポジュウムの発言者の一人に推薦され、シンポジュウムに参加する事になりました。
固定資産税を中心にした討論であり、私の意見発言は多くありませんが、不動産鑑定評価が原因として、現在世間を騒がしている東京オリンピック晴海選手村土地価格、大阪夢洲のカジノ(IR)の大阪市有地貸地の地代で、不動産鑑定士の評価に批判が集まっていることもあり、それ等の事について、少し話する機会が学会から与えられたようです。
シンポジュウムの内容等は、下記です。
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資産評価政策学会 2023年度総会シンポジウム
「不動産鑑定評価の実態と活性化への提言」
主 催:資産評価政策学会
後 援:一般財団法人資産評価システム研究センター、公益社団法人日本不動産学会、一般社団法人不動産証券化協会
開催日時:2023年7月15日(土)14:00〜16:30
開催場所:日本大学経済学部3号館3061教室(大教室)(東京都千代田区三崎町2−8)
公開形式:一般公開、無料
定 員:100名(先着順)
<趣旨>
不動産鑑定評価については、厳正中立な評価が求められているところ、一部公的団体が発注した賃料鑑定の結果が、複数で価格・賃料ともに一致するなどの例があるなど、疑問の声があがっています。
国公有地の払い下げ等に伴う価格設定に関し、国や地方自治体等が発注した不動産鑑定に批判がなされる事例も発生しています。固定資産評価を巡る裁判では、取引データの扱いについても争われている例もあります。
資産評価の課題は、大きくは取引データの収集・利用のあり方及び公的評価のあり方が重要となります。
現在取引データは公示価格のスキームを利用して収集されていますが、公費で集められた取引データについて、一般国民や部外者が利用の制限を受けたり、裁判所の調査命令に応じない事例があったりするなど、不透明な取扱いがあるといわれます。
また、公示価格・固定資産評価等の公的評価においては、事務作業迅速化のため、価格基準日の2ヶ月程度前から価格検討がなされ、概ね1ヶ月前には
全国の地価公示地点の価格の方向付けが決定・了承されていますが、必ずしも個別の不動産の属性にきめ細かに対応したものではないという問題があります。
相続税評価・固定資産評価が、実は、公表前の公示価格を基に進められているともいわれています。
現在、個人情報保護法によりデータ収集が極めて困難な状態にあり、地価公示によるデータ収集も、その回収率は10〜15%程度にとどまっているのに加え、データの偏在も著しく、評価が困難であるという声もあります。
このような中で、本来の実勢価格に対応した、厳正な鑑定評価を行っていくためには、何が求められるのかについて、本シンポジウムを開催します。
例えば、データ収集の方法・利用のあり方・分析方法、さらには公的評価体制のあり方等について、広くオープンな議論を行うことを通して、資産評価政策学会の政策提言の基礎となることを期待したいと思います。
<プログラム>
1. 基調報告 「固定資産税評価における取引事例利用の実態」
三木義一(青山学院大学名誉教授 弁護士)
2. パネルディスカッション
パネリスト:(敬称略・五十音順)
田原拓治(桐蔭横浜大学 客員教授 不動産鑑定士)
平澤春樹(鞄s市開発研究所 代表取締役 不動産鑑定士)
福井秀夫(政策研究大学院大学 教授)
松浦 新(朝日新聞社 経済部 記者)
三木義一(青山学院大学名誉教授 弁護士)
<参加申込方法>
下記@〜Bをご記入の上、メールにてお申し込み下さい。
(電話、FAXおよび郵送による参加申込は受付できませんのでご注意ください)。
@氏 名
A勤務先・所属
Bメールアドレス(記載された先にご連絡いたします)
<新型コロナウィルス対応について>
当学会では、Zoom開催会議を含めて、新型コロナ感染症対策は以下のとおり万全の対策を行っております。
■当学会の行事等に参加されます皆様へお願い
・感染予防のため、ご来場の皆様におかれましては会場内でのマスク着用を推奨いたします。
・会場入口等にアルコール消毒液を設置していますので、ご利用をお願いいたします。
・感染予防のため、登壇者やスタッフがマスクを着用させていただく事がございます。
・発熱や咳などの症状がある方はご来場をお控えください。
<お申込み・お問合せ>
資産評価政策学会 事務局 japap00@gmail.com
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鑑定コラム2621)「資産評価政策学会 2023年度シンポジュウムの論者の一人として参加して」
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