アメリカプロ野球大リーグのエンゼルス所属の大谷翔平投手が、ドジャースに移籍することが、2023年12月9日に決まった。
10年契約で総額7億ドル、日本円にして1015億円である。
投手兼打者という「二刀流」の選手として、ドジャースが大リーグ過去最高の移籍金を提示して移籍が決まった。
2023年のシーズンは、シーズン終了近くに右肘の故障そして手術を行い、選手としてシーズンを全うすることは出来なかったが、ホームラン44本打って本塁打王になる。
日本人が、大リーグで本塁打王になることは、私は夢にも思わなかった。背が小さく、パワーに劣る日本人選手には、大リーグの本塁打王は不可能と私は思っていた。
その不可能を大谷翔平は、あっさりと乗り越え、クリアしてしまった。
一方投手として10勝5敗の成績を残した。あと5勝程度は出来たが、いかんせん弱小球団のエンゼルスでは失点が多く勝てない。
10勝5敗、本塁打44本で、2023年のアメリカンリーグのMVP賞を獲得する。
2021年の9勝、本塁打46本でアメリカンリーグのMVP賞を得たから、2度目の受賞である。
大谷翔平は、大リーグの伝説の選手に既になった。
ベーブルースクラスの日本人選手が、今、大リーグにいるのである。
投手として初ホームランを打って意気揚々としてベンチに戻って来たが、同僚選手は誰も振り向かず、全員立ってグランドを見つめ、大谷を無視する。
そのチームメイトの態度に「どうしたの?」と云って、グランドを見つめる選手の背中を抱えて揺する大谷の姿が想い出される。
チームメイトのサイレント歓迎であると云うことに全く気づかない可愛らしい大谷の姿が想い出される。
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