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2781) 大谷翔平本塁打51本、盗塁51個、大リーグの大記録達成を祝す


 2024年9月20日(日本時間)大リーグフロリダマーリンズの本拠地で、マーリンズ対ドジャースの試合が行われた。

 大谷翔平は、1番指名打者として出場した。

 初回の第1打席は、右翼フェンス直撃二塁打を放って出塁する。そして三塁への盗塁を行い成功する。50盗塁である。

 三塁ベースは大リーグ記録記念として残す為に取り外され、交換される。

 2回の第2打席は、右翼ヒットで出塁する。

 そしてベッツの打席の時に、二塁に盗塁し、成功する。51盗塁となる。

 3回の第3打席は、左中間へ二塁打を放つ。

 6回の第4打席は、3番手投手ソリアーノから右中間席上段へ2ランホームランを放つ。49号本塁打である。

 テレビを観ていた私は、スイングの良さと打球の高さから咄嗟に「ウワーッ、ホームランだ。」と思わず叫んだ。そして拍手、拍手である。

 7回の第5打席は、投手は前のインニングと同じソリアーノである。外寄りのボールを引っ張らずに打つと、打球は逆方向に伸び左翼席に入る。50号の2ランホームランである。

 2打席連続のホームランで、「50−50」(同一人による本塁打50本、盗塁50個)という大リーグ新記録を達成した。

 大谷の手のつけられない馬鹿当たりのごとくの打撃に、私は唖然としてしまった。

 我が家の時計は必ずしも正確な時刻を刻んでいるとは云いがたいが、2024年9月20日7時33分頃であった。

 点差は、ドジャース14点、マーリンズ3点である。

 8回からは、マーリンズは白旗宣言の野手が投手となってマウンド立つという野手投手で、内野手のバウマンがマウンドに立った。

 9回の第6打席は、投手は内野手のバウマンであり、2死一、二塁で、緩い山なりのボールを大谷はしっかりと捉え、ボールは高々と舞い上がり右翼席に飛び込む。51号の3ランホームランである。3打席連続ホームランである。

 「51-51」の達成である。

 人は野手投手の緩い球をホームランにするのは当然と云うかも知れないが、少年野球のごとく緩いボールをホームランにする事は大変難しい。

 空振り三振か或いは、ゴロやポップフライとなる方が多く、ホームランが容易く出るものでは無い。

 その証拠に、マーリンズの8回からの野手投手のボールで大谷までに、大リーガの選手であるドジャースの選手は誰一人ホームランを打っていない。

 下記に8回・9回のマーリンズ野手投手とドジャース打者の打順大谷までの試合経過を記すと下記である。

 (8回) マーリンズ野手投手バウマン

    3番 E・エルナンデス    空振り三振(1アウト)
       4番 フェドウキァ        見逃し三振(2アウト)       
       5番 エドマン        一ゴロ  (3アウト)

 (9回) マーリンズ野手投手バウマン
    6番 マンシー        死球
       7番 ラックス          中フライ (1アウト)       
       8番 パヘス         遊フライ (2アウト)
       9番  テイラー                右安打
       1番 大谷                    右本塁打

 ドジャースは20対4で勝利し、まだ試合が残って居るが、ナ・リーグ西地区の優勝が決定した。

 大谷のこの日の成績は、6打数で、1安打、2塁打2本、本塁打3本の10割の打撃である。そして10打点2盗塁である。

 通算打率は2割9分4厘(0.294)、51本塁打、120打点、51盗塁である。

 アメリカのメデイアも大谷の「50-50」の偉業を大きく称え、報道している。

 今期の最優秀選手は大谷で決まりと早々と報じているようである。

 日本の新聞各社も同じである。

 2024年9月21日の新聞朝刊の社説に大谷の偉業を称える新聞が2社あった。

 東京新聞は、「大谷選手50-50 どこまで型を破るのか」の見出しで、「50-50」の偉業を称える。

 社説は、最後に次の文章で締める。

 「無理だ、できない、とあきらめるな−。固定観念を打ち破り続ける「型破り」の天才選手は、私たちに、そう語りかけているのかもしれない。」
https://www.tokyo-np.co.jp/article/355597?rct=editorial

 読売新聞は「大谷50―50達成 チームの勝利追い求めた末に」の見出しで、大谷選手の苦労について、「ドジャースに移籍した今季は、元通訳の違法賭博が発覚し、精神的に苦しい時期もあったはずだ。それを乗り越えての偉業に、大きな拍手を送りたい。」と理解を示し、「50-50」の達成を称える。

 そして、「悲願のワールドシリーズ制覇を目指して躍動する大谷選手を見られるのは、うれしい限りだ。リーグ最優秀選手(MVP)争いからも目が離せない。」と喜びと期待を述べる。
https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20240920-OYT1T50188/

 中日スポーツ新聞ウエブ(2024年9月20日 14時12分)が、「「歴史を見るために数学をサボった」大谷翔平の偉業に映り込んだ“少女”のボードが話題…世紀の決断と言葉選びにネット沸く「大谷が完璧な数学の授業をした」」と長い表題で、次のごとくのニュースを写真付きで伝えている。

 私もテレビを観ていたが、そのボードの映像には気づかなかった、

 それは大谷がホームランを打ってベンチに戻る映像が映されるが、それと共にベンチ近くのフアンが掲示する下記のボードが大谷の姿と共に映し出される。

 中日スポーツ新聞は、その映像を下記のごとく伝える。

 「大谷の偉業達成の一方で注目を集めたのが、黒い帽子をかぶった、米国人の少女とみられる人物。ドジャースのベンチそばの観客席で、「I SKIPPED MATH TO WATCH HISTORY!(歴史を見るために数学をサボった) OHTANI 50/50」と書いたボードを掲げる姿が何度か映し出された。」

https://www.chunichi.co.jp/article/960660
(アドレスをドラッグコピーして、自分宛のメールにアドレスをコピー貼り付けして、自分宛にメールを送信して、自分宛に来たメールの中の青字等カラー文字のアドレスをクリックすれば、繋がります。)

「私は、大谷の50-50の歴史が作られるのを見る為に、数学の授業をサボってやって来た」と記すボードであり、そのボードを掲げて、ドジャースの試合を見に来たというのである。

 この文書は、素晴らしい着想と含蓄のある良い文章である。

 記事は「少女」と記すが、少女の年頃の人が、この様な文章を綴る事が出来るであろうか。

 この文章を記した人は、素晴らしい表現力の才能を持った人と私には思われる。

 名言の一つにも入る含蓄のある文章と私は感じられる。

 大谷に贈る言葉として最高ランクの位置にある言葉に入るのでは無かろうか。

 私には、とても考えつかない内容・含蓄ある文章である。

 上記中日スポーツ新聞の記事中に、大谷の姿とその後にその名言が書かれたボードを撮す写真「偉業を達成した大谷翔平の後ろには…(AP)」が掲載されている。「AP」とあるから、出典はAP通信か。

 大谷は、DH打者でもあるが、昨年9月に右腕肘をトミージョン手術(靭帯再建術)して、現在その治癒回復待ちの状態の投手であり、治癒回復すれば10勝が計算出来る投手であるという事を忘れてはいけない。現在ブルペンで少しずつ投げ込みを行っている状況である。

    大谷の 2つ五十 時見たく 数学さぼり われここに来ぬ


****変更 2024年9月24日

 最下行の「大谷の 五十五十 時見たく 数学さぼり われここに来ぬ」を、下記のごとく変更した。

 「大谷の 2つ五十 時見たく 数学さぼり われここに来ぬ」


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